第一アンティオケア信条(AD 341)
http://www.fourthcentury.com/index.php/first-creed-of-antioch/
より。英訳からの重訳。
アンティオケア教会会議(AD 341)で採択。「本質において相同(ホモウシオス)」の言葉を使わずに、ニケーア派寄りの信条を告白したものと言える。
[]内は邦訳者の注あるいは補足
:::::以下訳文:::::
我らはアリウスの追従者であったことはない。我らのような司教たちが、どうして一長老に追従するであろうか? また我らは始まりから伝承されたものの他のどんな信仰も受け入れなかった。しかし、我ら自身で彼の信仰の試験と検証を為して、我らは彼に追従はしないが、彼を容認した。あなたは、我らの現在の公言から理解するであろう。
というのも我らは最初から、一なる神、すなわち宇宙の神である方、知的なものと知覚されるもの万物の形成者で維持者である方を信ずることを教えられてきた。
そして神の一なる御子、唯一生まれし方、全ての時代の前に存在し、彼を生んだ御父と共におり、この方によって見えるものも見えざるものも万物が造られたところの方、終わりの日々において神の善意に従って降り来たり、そしてかの処女により肉となり、彼の父の意志を連帯して成就させ、受苦して復活し、天に上り、御父の右に着座し、死者と生者を裁くため再び来られるはずの、全ての時代について王であり神であり続ける方を[信ずる]。
そして我らはまた聖なる御霊を信ずる。もし加える必要があるならば、我らは肉体の復活と永遠の命を[信ずることも述べておく。]
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