エチミアジン写本229におけるマルコ16章エピローグへの付記
上記リンク先の22番目の画像がエチミアジン写本229(Matenadaran 2374)のファクシミリである。
アルメニア語聖書は始めシリア語聖書から訳されたが、5世紀前半にコンスタンティノープルから得たギリシア語写本をもとに改訂が行われた。
エチミアジン写本229(Matenadaran 2374)は989年に、5世紀の写本から写されたと考えられている。
そのマルコの福音書16章8節と9節の間には
Արիստոն ԵՐԻՁՈՒ (Ariston eridzou = 長老アリストンによる)
の文字列が小さく付記してある。
ouの語尾は属格(~の, of)、与格(~に, in, to)、処格(~で, in, at, by)、具格(~によって, by, with)のいずれかを表す。
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