広い空がある世界
このテーマでの投稿、時々すると思いますがお付き合いいただけると嬉しいです。旅行好きな僕ですが、特に「飛行機に乗っている時間」が大好きです。
空港の少し高揚した空気感や、飛行機が並ぶ広々とした駐機場、離着陸時の重力のかかるあの感覚、そして空の上からしか見ることのできない景色。どれも大好きなもの。
特に機内から見える景色はずっと眺めていたくなります。オレンジ色が眩しい朝焼けから青一色に染まった日中の空、グラデーションが鮮やかな夕焼けに地上の明かりが星にも見える夜景。どの時間でも楽しめます。
空を眺めているだけで時間が過ぎていきます。なんでそんなに空が好きなのか、振り返ってみると自分が育った環境が影響しているのかなと思いました。
想像以上に影響している生まれ育った環境
僕が育ったのは東京郊外の住宅地でした。家の真正面には偶然にも学校が建っており、開けたグラウンドに面した我が家からは広い空がよく見える立地にありました。
元々郊外の住宅地なので東京都心のようにマンションもほとんど建っていません。戸建て住宅が並んでいるので自宅の窓から外を眺めた時に視界を遮られることはありませんでした。
そんな環境で育った僕は空がよく見える場所に対してなんとも思っていなかったのですが、その環境がいかに自分に影響を与えているかを感じさせられたのは初めて東京で1人暮らしをした頃でした。
コンクリートジャングルな東京の住宅地
初めて一人暮らしをしたのは社会人になって2年目に入って少しした頃でした。当時通勤時間が片道2時間弱だった僕は毎日立ち仕事をしていて疲れがなかなかとれない状況で、とにかく会社から近い場所に住みたいと思っていました。
そんな時に偶然出会った物件に引っ越したわけなのですが、郊外で暮らしてきた自分にとって東京都心の住宅街は、家同士が極度に隣接しているように感じられたのです。
アパートが立ち並ぶ隙間を縫って戸建ての家が並んでいる住宅街。窓を開けても見えるのは目の前の家の壁。そんな環境は僕にとって初めてで、その圧迫感は知らず知らずのうちに気持ちに蓋をされるようなそんな感覚になりました。
正直、実家に帰ってくるたびに広い空が見えることに癒しを感じました。
住む場所の必須条件が変わった
初めての一人暮らしは5年ほどで一度ピリオドを打ったのですが、以後のお部屋選びの絶対条件に「窓から空が見えること」というのが加わりました。
窓からの景色だけでも気分が本当に変わるなと実感した今は、自分の感じる気持ちを大切にしたいと思っています。できれば空が見えることに加えて木々の緑を見下ろせるような場所なら最高です。
旅行の話しから住環境の話しに飛んでしまいましたが、好きな事のルーツを探っていくと育った環境が大きく影響しているのだなと思いました。
もう1年以上飛行機にも乗っていないので機内から眺める空もしばらく見れておりませんが、次の機会まではこれまでに撮りためた空の写真を愛でて心を満たしていきたいと思います。
旅行時はいつも窓際族の自分です。