MVV策定の過程で初心に返った話
この記事は Qiita x 日本CTO協会共催!あなたの自己変革について語ろう! Advent Calendar 2022 の1日目です。
こんにちは、日本CTO協会で理事をしている @makoga です。以前はコミュニティワーキンググループの担当理事をしており、2020年のAdvent Calendarでは CTOAのコミュニティは能動的な人が学べるコミュニティにしていきたい という記事を書きました。
今回は経営企画ワーキンググループ(以下、経営WG)の担当理事としてMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)策定の過程で初心に返った話を書きます。
MVV策定と産みの苦しみ
もともと協会の設立時にミッションだけを掲げていましたが、2021年6月に新体制になったことを機に経営企画WG主導で見直しプロジェクトを進めていきました。そして、2021年12月10日の理事会で新しいミッションが承認され、2022年9月2日の理事会であらたにビジョン・バリューが承認されました。
新MVVに込めた思いも話したいことは山ほどあるのですが、それはまた別の機会に。
もともとあったミッションを変更するだけでも、多忙な理事たちの日程を合わせオンラインディスカッションを開催し議論を重ねるなど、結構大変な道のりでした。そこからビジョン・バリューを策定したわけですが、最初に提案したときは多くの厳しいコメントをもらうなど、本当に産みの苦しみがありました…
今思い返すと、説明が不足していたと思います・・・
MVVストーリー
そこから理事たちに腹落ちしてもらうためにMVVストーリーというスライドを作成しました。
このスライドでは、下記のようなことを記載しました。
・日本CTO協会の前身のコミュニティからの足跡
・理事ワークショップ/理事合宿などで議論したこと
・ビジョン・バリューの伝え方
こうしてMVV策定を30数枚のスライドにまとめていく過程で、あらためてコミュニティが大事であり強みであると思いました。
初心に返り、コミュニティの素晴らしさを再認識
私がCTOになったのは2010年でした。経営チームの一員になったのは初めてだったので他のCxOや役員にいろいろと相談していました。しかし、社内にはCTOを経験している人がいないこともあり、悩みによっては相談できる人が社内にいないということもありました。それでもなんとか11年ちょっとCTOを務めることができたのはコミュニティがあったことが要因の1つだと思っています。
そんな私を支えてくれたコミュニティは素晴らしいもので、経営x技術について真剣に向き合っている人たちが集まり、共有し、議論し、鼓舞しあい、お互いを高め合える、最高の場所なのではないかと思います。
最後に
あのとき悩みを抱えて飲み会に参加した気持ちを忘れず、『Allways Day One』の気持ちでコミュニティを盛り上げ、『テクノロジーによる自己変革を志す人たちのベースキャンプ』としてさらなる発展を目指していき、『テクノロジーによる自己変革を、日本社会のあたりまえに』していきたいと思います。