【短文朗読】悲しみの引き出し
☆所要時間:2分
☆人数 :1人用
比べることなんてない
比べることなんて できないのですから
「誰にでも」辛いことがある
「誰にでも」悲しいことがある
その誰にでもという「誰か」は
どれだけ「あなた」に
影響するというのでしょう
「誰か」が
とてつもなく酷い目にあったからといって
あなたの悲しみが
悲しくない、なんて
そんなことはないのです
あなたの悲しみは真実
あなたの辛さは現実
その 悲しみの引き出しは
あなたの 痛みの数であり
あなたの 優しさの数
認めてあげてほしい
今
自分が傷付いているということを
今の
あなたの感情を
その先にきっと
あなたを大切にできる
「気付き」があるはずだから
私は
祈っています
あなたの心が
涙で洗われ
晴れ渡りますようにと
End
〜マコのひとりごと〜
「みんな大変なんだから」という言葉で、
その悲しみを、その辛さを、
なかったことにしないでほしい。
傷付いたことを
立派に日々を戦い抜いていることを
そこに抱いた感情を
受け止めてあげてほしい。