【短文朗読】Jazzy night
☆所要時間:1分
☆人数 :1人用
窓ガラス越しに
ぼんやりと滲(にじ)む
ネオンの明かり
時折
重い扉が開く瞬間に入り込む
ざわめきを含んだ 夜の風
聴こえるのは
いつもより少しアップテンポな
ジャズだけでいい
喧騒(けんそう)も
忙しなさも
後悔も
この暗い夜空に吸い込まれ
消えてしまえ
グラスに見え隠れする
疲れた顔に
気付かぬ振りをして
現実を飲み干した
一夜(ひとよ)くらい
甘い夢に溺れても
お月様は見逃してくれるだろうか
End
〜マコのひとりごと〜
フリーBGM kk様作曲の「月の降る街」を聴きながら浮かんだ世界を書きました🖊
ジャズが流れる都会のBARがイメージです。
切なげでありながら、憂いをすり抜けていくような、しなやかな強さを感じるアコースティックギター。
自然とステップを踏みたくなる三拍子のベース。
お洒落でとても素敵な曲なので、良かったら聴いてみてください🎶(*´╰╯`๓)
また、こちらはseiji.Resonanceさま主催の企画
「新月の夜によむ」への参加で書いた台本です。
ぜひ、企画主のseijiさまの作品もご覧になってみてください✨🐼