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仕事がしんどい

今年で29歳。

大学を卒業してから家を出、色々な仕事をしながらここまで生きながらえてきた。

学生期間を終えれば自分で稼いで生活していかなければならない。

家族に頼り、一緒に住みたいという思いは一切なかったので卒業、就職と同時に大学4年間居候していた祖父母の家を出た。

普通の総合大学に通い、これといった技能も持ち合わせておらず、数学もできない。

就職活動

当時、周囲に居た多くの友人たちと同じく就職活動をし(あまり多くは受けずエントリーで20社くらい)、内定が出た信用金庫に就職した。

決まった時間働いて土日は友人たちと今まで通り酒を飲んで楽しめればいいやと思っていた。

就職先として興味があったのは銀行や行政職。

ただ就活解禁になる直前まで学生生活を謳歌していたので、公務員試験を受ける水準には全く達しておらず地方銀行を中心に面接を受けた。

結婚をして単身赴任で全国を飛び回るイメージが全くできなかったので都市銀行でなく地方銀行。

キャリア

卒業してから今まで歩んできたキャリアは

・信用金庫          11か月
・コールセンターのアルバイト 1年半
・カプセルトイの販売     1年
・無職            半年
・設計            2年半

となっており、今は友人の紹介で入った会社で設計の仕事を行っている。
フリーターや無職期間を挟んでいるが、その間も1人暮らし。

借金はせず自力で食いつないできた。

しんどかった時

社会に出て8年間。

色んな経験をしてきたけど、どの段階でもしんどかった。
今も当然しんどい。

特にしんどかったのが信用金庫での約1年と公務員試験勉強をしながらフリーターで生計を立てていた1年半

この頃は本当にきつかった。

特にフリーター期間。

勉強をすることは元々苦では無いので試験勉強自体は問題なかったし、筆記試験も問題なく通った。

面接でも最終面接までは問題なく通った。

ただここで2年連続落とされてしまって結局公務員にはなれなかった。

2年連続同じ面接官が居て、多分その人との相性が合わなかったのだと思う。

複数の面接官が居て、他の面接官の方には割と手ごたえを感じていたのだが、毎年居た面接官だけは違い、僕が何を言っても難しい顔をして首をひねっていた。

2年続けて。

今のしんどさ

現職では大学時代の友人の紹介で入社した会社で回路設計の仕事をやらせてもらっている。

法人向けの大きな機械装置を作っている中小のメーカー。

元々は回路設計じゃなくて装置の箱の設計をしていたのだが、急遽回路設計の社員がもう無理ということになって退職したため自分があてがわれた。

僕はずっと文系。

数学も物理も化学も大の苦手。

国語とか英語が大好き。

そんな自分がほぼ知識ゼロの電気回路の設計職になった。

回路設計をはじめて1年くらい。

会社の心臓部である仕事を素人同然の僕を含めたたった3人で行っている。

営業部、資材部、製造部、検査部から日々突っ込まれ、わけもわからないまま図面を引いてなんとか製品の形にしていく。

1つの設計が終わると次の製品、そのまた次の製品と作っていく。

その際、かなり前に設計した製品に対しての質問が各部署、お客さんから飛んでくる。

脳みそがショートし、手が止まり、パソコンの前で頭を掻きむしる。

「どう対処すればいいんだ。」


対処法を考えているうちに次のトラブルが発生する。

図面を提出する期限も迫ってくる。

小説しか読めない僕がオームの法則や耐震計算を駆使してなんとか製品を形にしていく。

内線電話は鳴りやまず、新人の僕が設計部にかかってくる電話を受け、先輩たちに取り次ぐ。

設計が終わらない。

トラブルの対処法を考える。

頭を掻きむしる。

髭は伸びていく。

吐きそう。

殺伐とした毎日の通勤電車が苦手だ。

御堂筋線程は混んでいないにせよ。

7月頃から心療内科に通いだし睡眠導入剤を利用。

盆明け、部長に部署移動を検討してくださいと相談。

「ちゃんとサポートするからもうちょっと頑張ってくれ。」

友人がいるということ

昨日、高校以来からの気の置ける友人と久々に飲んだ。
彼も僕と同じ文系出身で設計の仕事を頑張っている。

絵がとてもうまく(その気になれば食べていけるんじゃないかというくらい)、コミュニケーション能力も高く、運動もそこそこできて器用。

彼は5年目だが、入社してすぐくらいは辞めようと本気で考えていたそう。

分からないことを聞いても周りは教えてくれない。
けれど続けていればなんとなくだがわかってくるようになった。

それから今は割と楽になった。

だから続けることは大切かもしれない。

その言葉を受け、まだ自分も回路設計をして1年目なのでここを耐えればまた見えてくる景色が違ってくるのかもしれないと思った。

改めて昔からの仲の良い友達に会って直に話すことは大切だなと思った。

もう少し、睡眠導入剤の助けを借りることにもなるかもしれないが適度にストレス発散しつつ頑張っていこうと思う。

しんどいけど。

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