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ささいなこと

どうも!
不登校サバイバー
Welbeの平田真己です。

今日の内容は
母との何かが切れてしまったと感じたエピソードです。

それは
中学生のときだったと思います。

夕方、母が仕事から帰ってきました。
母は手に重そうな買い物袋をさげて玄関の中に入ってきました。
袋の紐が手に食い込んでいました。
それと一緒に、車の鍵につけたキーホルダーの紐も母の指に絡まっていました。

そのキーホルダーは私が母にプレゼントしたものでした。

母はイライラしていました。
手に食い込んだ紐が絡まってなかなか取れなかったのです。
重いし痛いし取れないし、きっと仕事帰りでストレスも溜まっていたのでしょう。
イライラはすぐ頂点に達しました。

「あ”ー、邪魔!」

そう言って母は手に食い込んだキーホルダーの紐を引きちぎりました。

その光景は私に非常な衝撃を与えました。
胸をど突かれたかのような。
そしてわけもなく悲しくなり涙が溢れました。

ただでさえイライラしているのに
私が泣いているのを見たら母はさらにイライラしてしまう。
そう思い、涙を拭い、無理矢理とめ
「大丈夫 ?」
そう母に訊きました。

幸い、母は手に意識が向いており、私の涙には気づいていないようでした。

そのときキーホルダーは私でした。
紐は、母と私を繋いでいる何かでした。
それを引きちぎられた
しかも「邪魔」という言葉とともに。

そうか、私は邪魔なのか。

そう思いました。

私の中の何かが弾け飛びました。

小2のとき一度切れて
でもまだ繋がっていると信じたくて縋りついていた何か。
それが私の目の前で切れた。
母の手によって切られた。

その衝撃は今でも脳裏に焼き付いて離れません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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