欲しかった場
どうも!
不登校サバイバー
Welbeの平田真己です。
今日は
不登校のときに欲しかった場
について書いていこうと思います。
不登校のとき私には
そこにいると苦痛を覚える場
そこにいちゃいけないような気持ちになる場
そのどちらかしかありませんでした。
家も学校も図書館もショッピングモールも
どこもかしこも心地よくいられる場ではなかった。
家は、ある事件が起こって以来、全く安全な場所ではなくなりました。その上に、不登校になりました。まるで真夜中の山の中にひとり取り残されたかのような恐怖と孤独に苛まれながら一日、一日をやり過ごしていました。
家にいるとき、私は
「両親の期待に応えられないダメな娘」
「親の体面を汚している娘」
としてしか自分を意味付けることができなかった。
そのマイナスを少しでもゼロに近づけるために、家政婦と緩衝材の役割を自分に与えました。ただ何もせずにそこにいるだけではいけないと思っていました。
学校は「優等生の私」を演じる場所でした。
それが唯一の自分の存在価値でした。それが保証されなくなってしまえば、そこは「無価値な私」としてしかいられなくなる場所でした。私はそれに耐えられなかった。「無価値な私」など見たくありませんでした。
図書館はいたたまれなくなる場所でした。
「こんな時間になんでいるの?」
他の利用者からそう思われている気がしました。非難の目で見られている感じがしました。
常に他人の視線を感じ、その視線は私を容赦なく突き刺しました。
とにかく人目につかないようにしたくて、場所移動ばかりしていました。でも、いくら移動しても全く人がいないところはありませんでした。そんな状態なので、落ち着いて本を読めるはずもありませんでした。
ショッピングモールは劣等感に苛まれる場所でした。そこには学校帰りの同年代がたくさんいました。制服を着て、友達と楽しそうにしている彼らの姿を見ると、嫉妬と羨望がドロドロに混ざって反吐が出そうな気持ちになりました。
彼らは、私が自ら手放したものの輝きを、まざまざと見せつけてくる存在でした。彼らを見る度に私の中の闇は深まっていきました。私はもうああはなれないのだ、と。
不登校だった私が欲しかった場
それは
何者でもなくなり
ただの私でいられる場でした。
何も負い目を感じなくていい
何の役割も演じなくていい
ただ存在しているだけでいい
そんな場が欲しかった。
私は必ずそういう場を作ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。