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矛盾
どうも!
不登校サバイバー
Welbeの平田真己です。
今日は
私が抱える矛盾について
書いていこうと思います。
そんなに学校から逃げたかったんなら
逃げ出せばよかったじゃん
なんでそうしなかったの?
ある方にそう言われて
頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
…確かに!!!!
目から鱗とはまさにこのこと。
なんでそんな簡単なことに気づかなかったんだろう
そう思ったのと同時に
なぜ逃げ出さなかったのか?
という問いが私の心に盛大にひっかかりました。
この問いへの安易な答えは
受け身だったから
です。
それもそれで一つの答えではあります。
どういうことかというと
高校生の、ほんとうに学校から逃げたくて逃げたくて仕方がなかったときは、ただ「学校に行きたくない」と抵抗するだけで、学校(という枠組み)から逃げる具体的な行動をとっていなかった。「学校に行きたくない」と抵抗していれば、母が諸々の手続きをすませて退学させてくれると思っていたのです。全て母任せ。
そういえば、「行きたくない」では納得しないのもわかっていたので、なんとか納得させるための対案を練っていました。それも結局、フリースクールや通信制高校など「学校」という枠組みの範囲内でしたが。そうでないと母が納得しないと思っていました。
いや、もしかすると「学校」から逃げたかったのではなく「母」から逃げたかったのかもしれない。県外の学校ばかり検索していました。
まあ、私の「まだこれなら行けそう」という基準を満たす学校が県外にしかなかったのもありますが。家からとにかく出たかった。
すさまじく脇道にそれてしまいました。
話を元に戻します。
高校の時は「退学しようと思えばできる」など頭の片隅にもなかったので(なくて当然なのかもしれませんが)、学校から逃げたいけど逃げられない(学校に押し戻されると言ったほうが実感に近いです)、と苦しんでいました。
たしか心理学の実験だったと思いますが
リードに括りつけられて行動範囲を制限された犬が、リードをとかれた後もリードに繋がれたときの精神状態(これ以上は動けない)から抜け出せず、ずっとある一定の範囲内でしか行動しなくなる、というのがあります。
当時の私はまさにそれでした。
何度も何度も私の意思を無視して「学校」に連れ戻されました。最初は抵抗していました。学校から出ようとしていました。でも、逃げても逃げてもいつのまにか連れ戻される。逃げ道がどんどん塞がれていきました。逃げる方法を調べれば調べるほど「完全には逃げられない」ということがわかりました。絶望しました。「逃げられるかもしれない」という希望があったから、逃げたくて仕方がない場所に留まり続けていられたのに。
結局「学校」という範囲の中でしか逃げられない。もはや逃げる気力すら消え失せました。
そこまでいったらもう「死」しかありません。
でも、死ねない。
もうどうすればいいのでしょう。
学校から逃げたいのに学校に留まり続けているという矛盾について書くつもりが、書いているうちにいろいろ思い出して、思考が四方八方へ飛び、何を書いたんだかわからなくなってしまいました。
でも、これも私の中にあるもののひとつであることに変わりはありません。
もともとの設定テーマは、ある程度まとまってから改めて出そうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。