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短歌の入門書『基礎からわかる はじめての短歌』

前回、短歌に興味を持ち始めたことと、いくつか読んだ書籍について書いた。
今日は、実際今、短歌作りをするにあたって役立っている、”書き方本”についてご紹介。

これはいわゆる、短歌の基礎講座的な内容で、自分のような、何から始めていいかわからない超初心者でも、これを読むと、「とりあえず始められる」

具体的に役立ったところ

超基本

  • 新・旧仮名遣い、文語・口語は一つの短歌に混ぜない

  • 句切れ・字余り・字足らずについて

基本

  • オノマトペの使い方

  • 比喩の使い方

一つ上のレベル

  • 対句

  • 倒置法

  • 取り合わせ(関係性が無さそうな二つの要素、静と動、など)

これら以外にも、〈短歌作りの手順〉として、”素材集め”から順を追って、書かれているので、まず何をすれば良いか、がわかる。

これを読んでおけば、初心者が起こしがちであろう、大きなミス・失態は避けられそうだ。
危うく、上っ面だけ真似て、”雰囲気イケメン短歌”を書いて、満足してしまうところだった。
”雰囲気イケメン短歌”とは、何となくそれっぽい、カッコイイ言葉、抽象的な表現を使って、雰囲気だけ良さそうだけど、中身がない短歌だそうだ。

そう、意外だったのだが、短歌って、例えば、恋愛ソングの歌詞でよく見るような抽象的な表現より、具体的な描写の方が、より効果が発揮されるらしい。

例)抽象的「飲み込んだ言葉の数」→具体的「転がった空き缶の数」

『はじめての短歌 上達のポイント』より

メロディーや歌手の声なども表現に含まれる歌とは違い、短歌はとにかく限られた語数(たった31文字)だけで、できるだけ読者が情景を思い浮かべやすく工夫する必要があるのだ。

これら以外にも、様々なノウハウがてんこ盛りなので、すべてを一度に身に付けることはできないが、ひとつひとつ、ワークブックのように、こなしていくのが良いのだろう。

ただ、初めはあまりガチガチに意識し過ぎず、「とりあえず作ってみよう」と、気軽に飛び込んでみるのが良いのかもしれない。

自分もそんな感じで、ただ今挑戦中♪


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