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小さな命と、もう一度出会って気づくこと

娘が赤ちゃんを産んだので、ついに私もおばあちゃんになりました。

一応育児の経験者だし、人生の先輩なんだから、余裕をもってアドバイスしたり助けたりできるはず。

なーんて思っていたのですが…。

この数ヶ月で気づきました。
おばあちゃんの一番大事な仕事は、頑張ってるママちゃんをそっと応援することなのかもしれない…と。

心配・不安・緊張・我慢続きの妊娠期間。
想像を超える痛みと、その後にも色々続く「痛い!痛い!痛〜い!」出産あるある。
テキスト通りには全くいかない新生児期。
気づいたら夜…あっという間に過ぎる日常。

妊娠・出産・子育ては、喜びに満ちた素晴らしい営みであると同時に、やはりとても大変なこと。

多くの人が通る道とはいえ、世のママたちみんな、本当に立派だ…と、あらためて頭の下がる思いになります。

当たり前だけど、やっぱりとにかく泣くんですよね。
赤ちゃんは泣くのが仕事だから…とはいえ、思い当たる全てのことを満たしても、泣く。

おっぱいもあげたし、ミルクも追加した、オムツもかえたし、抱っこもしてる、暑くも寒くもないはずだし、あとは何?

3時間ごとに起きての授乳、ミルク作り、哺乳瓶の煮沸消毒、オムツ交換。

真っ暗な夜中に、自分も目が閉じそうになりながら抱いていても泣き続け…

やっと寝た!と思って布団に下ろすと、お決まりの「背中スイッチ」により即ギャン泣き。

ご近所迷惑にならないかと、そんな心配までしなきゃならず。

静かに…眠って…泣き止んで…と唱えて揺らしても、逆にのけぞり、腕も限界。

赤ちゃんは、間違いなく可愛くて愛おしい。
でも、しんどい。
眠い、辛い、体が痛い。

近くでずっと見ているわけではありませんが、察するところ、こんな感じです。

時々抱っこさせてもらいながら、私は赤ちゃんのつぶらな瞳に語りかけます。
繰り返し、繰り返し。

「たくさんたくさん愛されて、幸せね。」
 とっても、とっても幸せね。」

そして同時に娘の背中にも、心の中でそっと囁きます。

「かけがえのない小さなこの命は、もちろん尊
 い。
 同じくらい、貴女の姿も、尊いよ。」

娘だけでなく、今夜もまた眠れぬ夜を過ごすであろうたくさんのママちゃんたち。
どうか、どうか、ママ自身も幸せでありますようにと、心から祈る私です。

















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