繋ぐ難しさと大切さ
日本という国ができて何年になるでしょうか。
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先日の11日で日本建国から2682年目になりました。
私たちは西暦を使っていますが
西暦が何を基準にした暦か、子どもたちは意外と知りません。
私たちの国家としてのはじまりは神話とつながっています。
神の子孫である神武天皇からはじまり、
それを皇紀元年といいます。
西暦で言うならば紀元前660年です。
2022年 (キリスト生誕翌年を紀元)< 皇紀2682年(神武天皇即位を紀元)
日本は世界で最も長い歴史のある”国”であり、
ギネス認定もされていますが、
子供たちは知っていますか?
因みに中国4000年の歴史と言われていますが、
中華人民共和国の建国は
1949年10月1日です。
70年ほどしか経っていません。
日本が世界一長く続く国である事を
なぜ私たちは知らないのでしょう。
学校でも教えなくなったのでしょう。
一度断たれると
忘れ去られてしまいますね。
国のはじまりである神武天皇即位である日を祝う紀元節。大東亜戦争後GHQにより廃止されます。なぜ廃止したのか。ここに疑問を持つ子に育てたい。
この廃止から、この日の大切さを知っている先人たちは9回ものチャレンジ、18年もの歳月がかかりましたが、建国記念日の日として取り戻しました。
娘の通う小学校は公立ですが
校区の子どもたちだけでは人数が確保できないこと等々の理由により
特色ある教育を取り入れ、
越境が許されている
特認校の一つなのですが
人気もあり入学はくじ引きになったりします。
(公立なので)
少人数1学年1クラスなので
縦割りクラスも毎年できます。
まさにイエナプランです。
が、オランダから入ってきたわけじゃなく
元を辿れば寺子屋です。
体力作りと縦割りが特徴で
毎年冬に縦割りクラスでナイタースキーもし
学校にお泊まりをする伝統があるのですが
このコロナ禍で2年実施できず
今年も出来ないとの事。
そんな流れの中、先生も変わり校長も変わり
この伝統が
先生達の中で、ただの思い出作りという意味でしか捉えられなくなり
今後もこの宿泊学習はなくします。と
突然の報告が年末、学校からありました。
6年間を通じて
学年が上がるごとにできることが変わったり増えたりしながら
上級生にしてもらったことを下級生に繋いでいく。
そうやって心がすごく成長していることを自分たちで気づいていける。卒業生自身もその自身の変化を誇りにしている成長の機会。
ただの思い出づくりとは全く違うものであるのに、、、
教育者というよりも
会社員としての働き方改革を重視する今回の学校側の対応。もちろん教育者だから時間を犠牲にして!なんて思ってはいません。
保護者一同、特認校である魅力を味わわせたく
この学校に通わせているので
学年関係なく、なんとか存続できないかと保護者も話し合いをし
子どもたちに
「もう決まったことだから仕方ないよね…」
「コロナだから仕方ないよね…」
そんな大人の姿は見せたくないよね
ということで
学年代表さんが取りまとめて
PTA会長と校長との話し合いをし、保護者説明会があり
その後、宿泊はすることになったのですが、合同ではなく、5.6年生のみの単学年で別日で宿泊となりました。
伝えたかったのは、他学年交流により学ぶ心の成長でした。
学校側も葛藤はあったのかもしれませんが、折り合いをつけることの難しさを親子ともども感じる出来事でした。
6年生の娘たちの学年はというと
3年生の時に経験したのが最後。
無くなるのには断固反対の子と
仕方ないか、、という子に分かれています。
分かれ道だなと感じます。
このコロナは100年に1度の出来事。
100年毎に繰り返すというここにも裏はあるけれども
そこは私たちはどうにもできないので
今回のことに限らず、せめて自分の子供の環境の中で
状況のせいにはせず
・できるとしたらどんな方法があるか
・リスク回避とはどんなことが重要か
親としても最善を尽くしたいと思っています。
長い間大切に受け継がれてきた精神が
たった数年分断されただけで
受け継がれなくなるこの事実。
国レベルならどんなことになるのだろう。
政治に思うところは多々あるけれど、そういうことじゃなく、先人たちが繋いできたこの日本という国を大切にする愛国心を持つことは、忘れたくないなと。そう思って過ごしている連休最終日。