Uー22代表平河の2ゴールでゼルビア、マリノス撃破。チーム内競争でさらにスキルアップだ
強さは本物。
と、断言していいのはJ2を優勝してからかもしれないが、
にしても、マリノスから4発大勝は誰が予想しただろうか。
接戦になるだろうと。天皇杯は主力温存というイメージがあるが、マリノスは喜田拓也、水沼宏太ら。
一方、ゼルビアもミッチェルデュークが1トップで起用され、主力がスタメンに名を連ねた。
ゼルビアは立ち上がりから相手にボールを保持されるも、1対1で丁寧にプレスを掛ける。すると、相手のミスを誘ってデュークがこぼれ球を拾い、先制ゴール。
終盤には相手GKのミスから布施谷翔が得点を決め、前半の内に2点を挙げた。
後半も勢いが止まらないゼルビア。
後半22分にペナルティエリア右から藤尾翔太がクロスを送り、反応した平河悠がニアサイドへ絶妙なタイミングで背後から抜け出し、3点目。
さらに同34分、中島祐希のクロスに再び平河が合わせ得点。同じような形で4点目を決めた。
その後、マリノスに1ゴールを返されるも、そのままタイムアップ。
4-1の大勝を収めた。
マリノスはエウベル、アンデルソンロペス、ヤンマテウスといった強力FW陣の出場はなかったものの、ゼルビアにとってみたらJ1首位撃破で価値のある勝利。
フォーカスしたいのは平河。
「強い覚悟を持って入った」
と途中出場で2得点を決め、存在感を示した。
ゼルビアの強力ストライカーエリキも「日本代表どころか、ヨーロッパでも活躍できるかもしれない」と絶賛。
個人的に強さの原動力はチーム内の競争意識かと。
6月14に行われたオランダとの親善試合。平河は藤尾とともにUー22日本代表に選出。その試合は藤尾がスタメンで起用され、平河は途中出場を果たした。
同じチームメイト、同じポジションということもあり、本人は悔しかったはず。
代表入りすることが目標ではない。代表入りし活躍することが目標のはずだ。
ゼルビアにはデューク、エリキら強力FW陣が揃っており、チーム内競争が激しい。その競争意識がゼルビア首位の原動力になっている。
天皇杯をきっかけに、リーグ戦での活躍に期待大だ↗↗
©超ワールドサッカー、サッカーダイジェスト