この夏おすすめしたいDDTプロレスのこと
突然ですが、皆さん、夏は好きですか?
夏と言えば花火、すいか、海、プール、そしてプロレスあたりが定番でしょうか。
先日、僕の応援しているJリーグクラブのAC長野パルセイロがホームの試合のゲストになぜかプロレスの選手を招いたことが一部で話題になっていましたが、長野県には信州プロレスといういわゆる”地方プロレス”というものがあります。私は見たことがありませんが、以前仕事で行った静岡県沼津市でたまたま見かけた地方プロレスの”沼津プロレス”がとにかく面白くて、そこから地方プロレスには、たまに食べたくなるシンプルなチャーハンくらいの頻度で摂取したい欲が湧いてきます。今でも覚えているのが、試合中に首4の字固めをしている選手に首4の字固めをしている選手に首4の字固めをしている選手に首4の字固めをしている選手に首4の字固めをしている選手に首4の字固めをしている選手に首4の字固めをしている選手に首4の字固めをしている選手全員をひっくり返して逆エビ固めを決めるという首4の字固め連結返しを見た時は、これまでのプロレスというもののイメージや既成概念がぶっ壊されて、血沸き肉躍るとはこのことかと身体が震えました。他の内容はまったく覚えていませんが。
とにかく、プロレスと聞くと大半の人は「痛そう・・・」、「なんか怖いし・・・」、「パルセイロJ3のままだし・・・」とネガティブな印象をお持ちかと思いますが、ちょっとお待ちください!!パルセイロは関係ないでしょうが!!!!今はプロレスの話をしてるんで、サッカー日本代表戦にここぞとばかりに宣伝の気持ちで長野パルセイロのユニフォームを着て行ったら、後ろにいた若者に「それどこのチームのユニフォームですか?」と真顔かつまっすぐな瞳とともに問いかけられたあの悪夢のような時の話はやめてもらっていいですか?
そんな中、僕が是非オススメしたいと思っているのが表題の通り【DDT(ダイナミックドリームチーム)プロレス】というプロレス団体です。
ここは世間一般的なプロレスのイメージである痛いとか流血とかよりも(多少はありますけど)、どちらかというと完全にエンターテイメント性に振り切ったプロレスを興業している団体です。これからその魅力をつらつらと書き連ねていきますが、とりあえず今僕がここで声を大にして言いたいのはプロレスの魅力を暑苦しく語るというよりも、こんな楽しいプロレスもあるんだよ!こわくないよ!だから気が向いたら僕に課金してね!というシンプルなメッセージだけです。
とにかくこの記事を読んでくれた人が一人でもDDTプロレスに興味を持ってくれて、長野パルセイロに興味を持ってくれて、僕にたっぷり課金してくれて、ただそれだけの純粋な願いを込めてこのnoteを書いていきたいと思います。
せっかくなんでDDTプロレスの魅力をランキング形式で発表していきます。
DDTプロレスの魅力第3位
選手の個性が強すぎる
プロレスといえば、体格の良い屈強な男達による血と汗のぶつかり合い。悲痛な叫びと虚ろな目で互いに傷つけあう現代のコロッセオ。そんなイメージをお持ちかと思いますが、DDTプロレスの場合はちょっと違います。確かにそういうタイプの選手もいますが、こんな選手もいるんだ!?というのもあれば「あれ?人間?」という選手もいます。その代表ともいえるのがこの【ヨシヒコ】です。
何か言いたげな気持ちはよく分かりますがその気持ちはまずはグッと堪えてください。見ての通り、この人間離れした風貌に加えて、関節がありえない方向にいとも簡単に曲がるので関節技が一切通用せず、その体質を活かしたアクロバティックな技の数々”六次元殺法”で、DDTプロレスで長く活躍している選手です。弱点としては、たまに”謎の病気”によって体がしぼんでしまったり、戦闘中に頭や体の内包物が飛び出してしまったりするアクシデントなどもありますが、それでも即座に復活する強靭な生命力も持ち、まさにDDTプロレスを代表する顔といっても過言ではありません。ちなみにツイッターアカウントもあるようです。
また他にも、DDTプロレスの社長でありながら自らも選手としてリングに立ち、時には車にはねられたり、時にはスーパー銭湯で熱湯攻撃を食らったり、時には飲食店の店長もやっている高木三四郎大社長や、リングの上で生尻を出して相手選手の顔面にこすり付けてダメージを与えるという恐怖の必殺技を持ち、後々対決予定だった買い物帰りのLiLiCo&旦那で純烈メンバー小田井を街中で強襲したりと、正に♂ヤリ♂たい放題の極悪集団フェロモンズ、2億万年に1人の逸材と呼ばれ正統派プロレスラーとしてDDTの未来を担うと思われていたのになぜかヒールに転向してしまったイケメンレスラー竹下幸之介などなど、個性的な選手がたくさんいます。。過去にはあの問題ゆるキャラで一躍有名になったちぃたんやDDTプロレス公式マスコットのポコたん(得意技はD・D・P(デスドロップポコたん))、試合前にパワポを使って相手選手を煽っていく”煽りパワポ”で一世を風靡したスーパー・ササダンゴ・マシンなども限定とはいえ参戦しているなど、話題性には事欠かない顔ぶれでレベルの高い合格点を超えるプロレスオールウェイズ出してくれるラーメン二郎神田神保町店のような感動をオールウェイズ出してくれますね。個人的に一番好きな選手は外国人のクリス・ブルックスという選手で、パンクロッカーみたいなイケメンレスラーで本人はかなり真っ当な戦いをしてるのに、なぜかこの世に蘇った怨霊相手に棺桶やロケット花火を駆使した熱いバトルを繰り広げたり、前述のポコたんとの激しい殴り合いをした挙句尻尾に寝技を極めるも平然とするポコたんに驚きを隠せなかったり、ポコたんの顔に回し蹴りをしたらポコたんの頭が外れてしまった(いわゆる首チョンパ状態)になってしまい呆然とした表情をしていたり、とにかく真面目にやってるのにそれがむしろエンタメになっているという点でとても面白い選手です。
↓クリス・ブルックスのベストバウト2選
クリス・ブルックス対怨霊
クリス・ブルックス対ポコたん
DDTプロレスの魅力第2位
戦う場所がぶっ飛んでる
通常、プロレスというものは、ロープに囲まれた四角いリングを中心として、時には場外に落ちながら、時には観客席に仕切られた柵にぶつかりながら、それでも基本的にはリングの上で戦うものですが、DDTプロレスは違います。彼らのプロレスの舞台はなんと【路上】。そう、【路上プロレス】こそこのDDTプロレスの代表的な試合とも言えるでしょう。
例えば、雨の降りしきる商店街を男6人が練り歩きながら、水平チョップを打ち付け、階段の上からケンカキックを浴びせ食らった選手は階段をコロコロ転がり落ちたり、目についた看板に飛び乗りそこからバク宙しながらの伸身ムーンサルトプレスを(コンクリの上で!)敢行したり、なぜか商店街に都合よく置いてあった脚立で約4メートルほどの柱に登りそこからフライングボディプレスを浴びせたり、とにかくもうメチャクチャ。他にも、小学校の校庭に入り込み、自転車で相手選手を次々轢いてみたり、砂場をしっかりと選んで痛くないように砂を盛ったり砂を掘ったりして配慮に配慮を重ねて平和と人道に則ったパワーボムが炸裂したり、なぜか小学校に都合よく置いてあった脚立の上からフライングボディプレスを浴びせたり、なんでもアリなプロレスが繰り広げられている。また、もう少し身近な場所でいうと例えばスーパー銭湯の中でサウナで整いながら親交を深めたかと思った次の瞬間打たせ湯に無理やり引きずり込み熱湯攻撃を浴びせてみたり、床に寝かせたところで高いところから顔に目掛けてお風呂のお湯をチョロチョロ掛けてみたり、相手選手の頭をひたすらシャンプーしだしたり、シャワーヘッドを口に突っ込んで勢い全開にしてみたり、垢すりのベッドに寝かせて謎のマッサージが始まったり、なぜかサウナの中に都合よく置いてあった脚立の上からフライングボディプレスを浴びせたり、一般的なプロレスでは味わえない奇跡のような笑撃アクシデントが頻発するDDTのプロレスは本当に目が離せません。最近ではセクシーお姉さんがウヨウヨいると噂のバーレスク東京でもプロレスを敢行したようで羨ましい限り。余談だが、この先すでに【史上初!新幹線プロレス!】という、日本どころか世界でも史上初となる新幹線のなかでのプロレスが予定されており、僕も新幹線の中の何を使って戦うのか、あの超固いアイスで殴り合うのか、車内販売のカートで轢きまくるのか、シートの椅子を倒しながら圧殺するのかと想像すると、今からとてもワクワクした気持ちで期待に胸を膨らませています。
DDTプロレスの魅力第1位
攻撃方法がビッグバンしてる
これまでの3位、2位でも記した通り、戦う選手も場所も個性的を通り越してもはやアホの領域に達しているので、その場所に応じた様々な攻撃方法がまるで次々トレンドが移り変わるtiktokのように常に斬新でクリエイティブに開発されています。お風呂で戦えば桶も水風呂も打たせ湯もすべてが凶器と化し、路上に出れば看板、自転車、店内になんとなく置いてあったおそらく店主の私物であろうグローブ、その辺に置いてあったコーンもすべて凶器攻撃、工場で戦えば謎の石灰、ビニール傘、でも本当に危なそうなものは一切使わないという優しさも垣間見えたり、東京ドームで戦えばブルペンでボールを投げたり、いきなり野球が始まってデッドボールにキレたらなぜか試合に関係ない人たちまで集まってきて乱闘になりなぜかその場にいた天龍が収めるという謎の構図になったり、あとやたらといろんなところに置いてある脚立と上からのダイビングで良く割れる長テーブルに、殴って良し、投げ技のクッションに良し、組み立てて足場にするも良しな万能アイテムのパイプイスなどなど、とにかくその場その場での戦い方に工夫があってエンタメとして非常にクオリティが高いです。中にはちょっと本気で痛そうなものもありますが(額に御札をホッチキスしちゃうとかレゴブロックの上にブレーンバスター落としちゃうみたいな)、基本的には安全第一エンタメ第一の精神で決行していますので(多分)、小さなお子様でも安心して閲覧できるとは思います。ちなみに僕が一番好きなのは、前述したクリス・ブルックス対怨霊で披露された【電流爆破卒塔婆】(卒塔婆=お墓の後ろに立てかけてある長い木の札みたいなやつ)で、卒塔婆で殴ると爆発するという、夏のお盆にピッタリな頭のネジが全部ぶっ飛んでるような武器です。電流爆破卒塔婆という発想がもう最高に狂ってて好き(語彙力無)。
公式YouTubeもあるしTwitterもあるから是非見て頂き、僕と一緒にこの夏のささやかな楽しみと癒しを味わいましょう!