有機農園 power of plants

有機農業の町 宮崎県綾町にて自然の仕組みを理解、利用することで心と体に効く野菜。心と体が欲しがる野菜を狙って野菜栽培をしております。

有機農園 power of plants

有機農業の町 宮崎県綾町にて自然の仕組みを理解、利用することで心と体に効く野菜。心と体が欲しがる野菜を狙って野菜栽培をしております。

最近の記事

うまい!代行サービス

職業というのは常に代行なのだと思っています。 自分がしたいけどそれをするには大変な努力を必要とするものを、その分野に長い年月を費やしてきた他者にお願いする。 そう考えた時に自分は誰の何を代行するのだろう。 そのひとつが「美味しい野菜を探している人」の「うまい!の代行」です。 うまさを重視する理由は、それが身心の健康をサポートするのに最も効果的な方法だと思うからです。 高脂肪や高糖分、高塩分を美味いと感じるのはきっと、かつては人間にとって得難い栄養素だったから。その名

    • 心と体に効く野菜=心と体が欲しがる野菜のきっかけ

      私達の農園の野菜作りの方針にしている「心と体に効く野菜=心と体が欲しがる野菜」 これについて自分の考えをまとめていたら、こう思ったきっかけが面白いなぁと感じたので書いてみようと思います。 みなさんは体が無性に野菜を食べたがっているという経験はされた事はありますでしょうか。 私は前職場のらくら農場に勤めるまでは 無性に肉が食べたい!とか、無性に寿司が食いたい!とか、米が食いたい!はありましたが、野菜が食いたい!はありませんでした。 それまでも美味しい野菜は食べたことがあ

      • 太陽光の物質的循環

        最近畑で感じたことがあります。 この世で植物のみが唯一の生産者と言われています。 植物 生産者 動物 消費者 微生物 分解者 地球上でエネルギー物質を作り出すことができるのはほぼ植物しかいない。あとのものは植物がつくったものの形を変えて生きている。 生産者である植物が生産者たりえる理由は光合成をするから。なので地球で真に何かを作る活動はほぼ光合成のみということ。(ほぼといっているのは、菌類の中にも独自の経路でエネルギーを生み出すものがいるからです。でも植物に比べた

        • 分子栄養学 脂質編

          新しい拠点宮崎県綾町に引っ越し、部屋も片付いてまいりました。宮崎の方々は気候のように温かく、引っ越してきたばかりではありますが、様々の事が進行してきています。 で!今回は脂質編 (せっかく習ったからできるだけ早くアウトプットしたい。宮崎でのことなどはそのあと) 脂質はかなり生活に密着していて驚きが大きかったです。 ちょっと長くなったので先にまとめから発表して、その内容をみてもらう形式にしてみます。 ・まず油は神経、ホルモン、細胞膜、炎症等めちゃ大切 ・飽和(主に動物

          分子栄養学 タンパク質編

          植物と人間はめちゃくちゃ似ていると感じています。人間は体内で自分で栄養が作れないことが違うくらいで、健康な植物が病害虫に強くなるように、健康な人は病気やトラブルに強くなるでしょう。健康な植物の作り方を理解することが健康な人を作ることを理解することに通じています。そしてその逆もまたしかりです。なのでそんな視点も持って読んでもらうとさらに面白くなるかもしれません。 さて前回書き忘れたことで2つ共有しておきたいことがあります。1つ目は「健康レベル」というもの。これは例えば健康に1

          分子栄養学 タンパク質編

          分子栄養学講座終了~

          昨年から受講を開始した分子栄養学講座を引っ越しまでの準備期間を使って終えました。(講座を開けるような資格をとるにはここからさらにメンタルのケアも学んでいくようです) まず一言にまとめると「めっちゃおもしろかった!」 昔から聞いていたタンパク質や脂質、ミネラル、ビタミン、野菜が何故大切なのか、それらはどのように体の中でつながりながら活躍しているのか、そしてそもそも健康な体ってなんなのかを知っていくのはとても興奮させられるものでした。 昔はガンとか怖いなって思っていた僕です

          分子栄養学講座終了~

          いそベジ農場さんにおじゃましました。

          佐久穂町の有機農家さんに行って働かせて頂く第2弾はのらくら農場と同じ集落にあり、紀行さんがことあるごとに磯部君はすごい ここがすごい あそこがすごいといっていた磯部さん率いるいそベジ農場さんに行かせて頂きました。 行かせて頂いて、紀行さんのいっていた磯部さんの凄さが具体的な輪郭でわかるようになりました。 以下は今回心に残ったことです。 ・野菜が余ったタイミングが新しい売り先と出会うチャンス 余ってTELをする いつも少し多く作る ・きれいなものを出そうとしすぎることは

          いそベジ農場さんにおじゃましました。

          さかまき農園さんにおじゃましました。

          1ヶ月前くらいから同じ出荷グループの農家の方のところへ行きたいという欲が高まっておりました。理由としては 農家さんは農家ごとで必ず違う視点をもってやっているから行かせてもらうだけでも沢山の気づきがあるし、佐久穂町近辺はまれにみる有機農家の質の高さだと思っているので、今行っておかないともったいないと思ったから そして今回は佐久穂町のお隣の小海町で営農されているさかまき農園さんにおじゃまして、1日仕事を手伝わせていただきました。 他の農家さんに行かせてもらう時は読書と一緒で

          さかまき農園さんにおじゃましました。

          茨城、若手リーダー農家さんイベント

          先日尊敬する久松さんモデレーターでトークイベントがあると聞いて、独立前に少しでもひっかかる情報はすべて触れておこうと思っている僕はすぐに申し込みをしました。(コロナの良い面、リモート参加のおかげで遠方からも気軽に参加できます) 今回はそのアウトプット 久松さんはこの前にあった直販農家による上手くいく人とうまくいかない人のトークイベント(うちの代表も話者で参加されました。これも記事にしてアウトプットしたい)の時からこの議題の本質的な部分「やっていること以前の違いはなんなのか

          茨城、若手リーダー農家さんイベント

          今日1日を一生懸命に生きる

          本日は取引先である自然食品店&自然食品卸をされているGAIAの元社長である清水さん(社長を退いたが今でもGAIAで週の半分は働いていて、もう半分は高知県で暮らされています)がスタッフの方2人と共にのらくら農場に来てくださいました。 清水さんが来るとその場の空気が力強くなります。 初めてお会いした時からずっとそう思っていました。 今日の帰り際の何気ない会話の中にその理由があった気がします。 「俺はねぇ、毎日を一生懸命に生きてる。あぁ~今日はいい1日だったなっていえるよう

          今日1日を一生懸命に生きる

          コーチングを受けてみた。

          人が自分らしく生きること。 自分らしくとはリラックスしていられる。無理をしないでいられる。心が満たされるという状態を指しています。 これが世の人の常態になった社会を作りたい。自分がうつっぽくなった経験からそんな想いをもっています。(うつはリラックスとは真逆の状態だと思っているので) コーチングというものは昔から知っていました。 何やら人の話を聞くなかで本人も気づいていなかった自分の想いや価値観に気づかせ、自分らしく生きることをサポートすること そのくらい認識でした。

          コーチングを受けてみた。

          学び方を学ぶ

          昨今は時代の変化が早くなり、日々学び続けることを強制されるような社会になってきたと思っています。ですがその空気のおかげで成長という刹那的ではない楽しみが後押しされる非常に幸せな社会でもあると思っています。 そんな中、アーリック・ボーザー著「LearnBetter~深い学びを得るにはいったい何が必要か~」という本を読みまして中々の衝撃を受けました。 これを読んでくださっている方の中で学習学という学問の存在をご存じの方はどれくらいおられるのでしょうか。 僕はもちろん知らなか

          学校の授業の前に生き方の授業を

          僕は自称うつ病になってからというもの自分自身のメンタル回復や生き方の見直し、コミュニケーション障害克服のために生き方の知恵をむさぼるように勉強してきました。 そして勉強すればするほど「先に言ってほしかった。今もこの情報がないことで苦しんでいる若い人がいるんじゃないか」と思うことが多くあり、端的にいってしまえば学校でならう勉強の前に生き方の知恵をならう必要があると感じるようになりました。 僕自身は中学校で人間関係につまづき、勉強もしなくなってしまい、ほぼ人間関係のことだけを

          学校の授業の前に生き方の授業を

          有機JASを越えて 本質的価値をとる

          今回は日本の有機野菜の証明、有機JASを軸に、野菜の本質はどこにあり、それを実現するにはどうしたらよいかというお話をしてみます。 順をおっていきたいので 1そもそもなぜ野菜を食べるのか 2なぜ有機野菜を買うのか 3有機JASの購買動機の分析 4野菜の本質的価値を高めるには 5まとめとこれから の章立てでやっていきます。 *多くの部分であくまで僕個人がそう思うというお話になります。ツッコミあれば是非コメントにください!(ツッコミは成長の源。うれしいです) 1 

          有機JASを越えて 本質的価値をとる

          地方の可能性

          今働かせて頂いている農場は長野県佐久穂町という人口1.1万人の町にあります。30分車で走れば新幹線も通っているような少し大きめの市に行くことができるので、立地としてはちょうどよい田舎です。実際住んでみても生活で困るような事はありません。 そんなちょうどよい田舎も、人口は減少していて、小さなお子さんとお年寄りの方にはよく合うが働き盛り世代にあまり会わないという印象を持ちます。それはきっとだいたいの若者が高校卒業の時期に町を出て、その後の暮らしは町外、県外という事が多いからでし

          ワンチーム

          農場の代表からいい言葉を聞きました。 かつてより代表は、 「もうみんなで協力していかなくてはいけない時代。 ライバルと手を組んでいかなくてはいけない。 みんなが良くなるようなアイディアを出していくんだ。」 と繰り返しいっておりました。 本当にそうだなと思ってたところにそれを象徴する言葉としてワンチームを最近使っていてなんともわかりやすくていい!と思いました。 ある時から、何か創造的な事をしていく時にこういった姿勢がどうしても必要で、時代的にもそれが求められてきているんだと