仲間って何？

アドバンサーに入社して以降は、モバイル販売事業を主に手掛けていたMakky!さん。
かつて歌手を目指していた彼女にとっても、エンタメ関連の事業に本気で取り組むのは初めての経験でした。
モバイル販売イベントとエンタメコンテンツとのつながりを模索し、日々試行錯誤しながら事業を進めていたMakky!さんに降りかかったのは、新型コロナウイルス感染症の流行という悲劇……。
しかしMakky!さんはそこで立ち止まることはせず、ライブ配信というコンテンツに目を向けることになります。
Makky!さん自身にとって初めての取り組みであることはもちろん、会社としてもこれまでの事業とは全く違う分野の開拓となるエンタメ事業部。

他の社員の方にとっても新しい環境、新しい分野での仕事となりますが、新規で事業を立ち上げてからも協力してくれるメンバーもいたとのこと。
ときには厳しいことを言うこともあったそうですが、それもきっとお互い本気だからこそ。
そう考えていたMakky!さんは、事業部のメンバーが自分についてきてくれることを疑っていなかったそうです。

ですがそんな中、新型コロナウイルス感染症の流行で、社会情勢もMakky!さんたちエンタメ事業部を取り巻く環境も大きく変わりました。
事業部の立ち上げから協力してくれていたメンバーも、コロナ禍をきっかけに自分を見つめ直す機会を得たそう。
その結果、エンタメ事業部を離脱したい、とMakky!さんに告げてきたのです。

Makky!さんとしてはこれからも自分についてきてくれる、一緒に頑張ってエンタメ事業部を成長させていけると信じきっていただけに、大きなショックを受けたことは想像に難くありません。

リアルイベントとは違いコロナ禍でも問題なく仕事ができるライブ配信事業に挑戦しはじめた矢先の出来事で、また新しいことに取り組むタイミングでの仲間の離脱は気持ちの上でも、そして業務の上でもとてもつらかったことでしょう。

さらに、エンタメ事業部立ち上げ当初から一緒だったメンバーの離脱だけでなく、新しくはじめたライブ配信に関してもMakky!さんは挫折感を味わうことになります。

歌手を志していたMakky!さんは、これまでさまざまなステージに立ってきた経験がありました。ですが、ライブ配信を見に来てくれているリスナーは、そうしたステージの観客とは少し違うように感じたといいます。Makky!さんの立つステージを見に来てくれる観客の方々からは自分を本当に応援してくれている気持ちを感じられるのに対し、ライブ配信のリスナーについては「自分を本当に応援してくれているのかな」と不安になることもしばしばあったとのこと。「配信を見るからね！」「応援しに行くね！」と言ってくれていても、実際には来てくれない人も多かったのだそうです。

ステージに立ち、人前で話したり歌ったりといったパフォーマンスをする経験が人よりは多いはずのMakky!さん。
ですが、これまでの経験で培ったものがライブ配信ではなかなか生かせませんでした。
コロナ禍で白紙となってしまったエンタメ事業部の今後の事業計画、信頼していたメンバーの離脱、そして新たに取り組みはじめたライブ配信で味わう挫折……。

アドバンサー入社後はいつも前向きに仕事に取り組み頑張ってきたMakky!さんですが、この頃はさすがにネガティブに考えてしまうことも増えたようです。
「私を本当に応援してくれる人はいるのかな」
「結局裏切られてしまうのかな」
そんな後ろ向きの考えばかりが浮かぶことも多々あったとのこと。
Makky!さんひとりの力では解決できないさまざまな問題に直面したことがきっかけで、ここまで全力で駆け抜けてきた分蓄積されていた疲れが出てしまった部分もあったのかも知れませんね。

一緒に仕事を頑張ってくれる仲間を失い、ファンとのつながりも実感できずにいたMakky!さん。
そんなMakky!さんはこの後、どのようにライブ配信に向き合っていくのでしょうか？