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アイルランドお役立ち情報①入国
6月から9月までの3カ月間、久しぶりにアイルランドに滞在して現地のセッションにもたくさん参加してきました。
もともとは2020年の春に行く予定だったんだよね…(遠い目)
というわけで、2024年現在のアイルランドお役立ち情報などをつらつら書いてみようと思います。
入国審査
アイルランド以外ではイギリス、ギリシャにしか入国したことないのですが、アイルランドの入国審査は年々厳しくなっているようです。
「イギリスより厳しい」という話もあるくらいです。ただ、私自身はイギリスへの入国はアイルランドからパススルーで入国できたり(今もできるかは不明)、トランジットで数時間の滞在とかだったのでイギリスがどのくらい厳しいかはよくわからないです(入国拒否された体験談はネットにもよく転がってます)。
過去の体験
私のアイルランド渡航は計4回。2013、2015、2017、2024年です。
そのうち、2013と2015はそんなに厳しくなかったです。滞在期間も2週間とか1ヶ月とかだったし。聞かれたのも目的と滞在期間だけ。
2017年の時は3ヶ月滞在ということもあってか、けっこう長いことかかりました。ただ、カタコトの日本語喋れるおっちゃんがいたので、割とおだやかに進みました。この時は帰りの航空券やら滞在場所やらも聞かれましたねぇ。
同時期に入国した日本人もけっこういたのですが、みんなかなり審査で捕まってたようです。同時期にイギリスで自爆テロが多発していたのも原因かも。
まあ、わたしはともかく、1便あとで来た相方くんは最終的に6人くらいの審査官に囲まれてたらしいですけど、ほんと何やらかしたんでしょうか。
今回の入国審査
さて、じゃあ今回はどうだったかというと。。。
「何か月滞在するんですか?」
「3 month」
「Three month!!??」
ここから怒涛の質問攻めが始まります。
とりあえずとっとと帰りの航空券と滞在場所の控えを出すも、ヒートアップした係員はノンストップ。
「3ヶ月もなにするんだ!?」
「えー楽器弾いたり?」
「プランを教えろ」
「えーゴールウェイ行ってぇ…」
「ほかは?」
「レンタカー借りて運転したりする、んじゃないかな?」
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」
プランとか言われてもマジでゴールウェイに行くってことしかその段階では決まっておらず。あまりにも係員がテンパってるのでニヤニヤしてしまうわたし。
普通だと冷徹に詰めてくる係員とテンパる旅人、のはずなのにテンパりまくる係員とニヤニヤしてる旅人、という意味不明な光景が展開されております。
最終的に「Ahhhhhhhh!」と叫びながらスタンプを押して苦虫を50匹くらい嚙み潰したような顔でゲートを開けてくれる係員のおっちゃん。なんかスマン。いちおう笑顔で「Thanks.」って言ったけど目も合わせてくれねぇ。
アイルランドで会った日本人数名に話聞いたところ、やっぱり今回も入国審査は厳しめっぽい。2週間くらいの滞在でもねほりんはほりん聞いてきやがるらしいので油断は禁物です。
入国審査の準備
観光ビザでのアイルランド入国の場合、パスポートだけで基本大丈夫なんですが、いろいろ聞かれた時のため下記の書類は用意した方が無難かと思われます。
・帰りの航空券控え
・滞在先の控え
・残高証明(英語)
・海外旅行保険の証明
各国のイミグレーションオフィスが一番嫌うのは不法滞在、不法就労です。
なので帰りの航空券控えはあれば必ずプリントアウトしておいた方がよいです。まだ出国の航空券が用意できてない場合は要注意かも。
滞在先の控えもあった方がいい。入国後に家を探す場合でもしばらく滞在するホテル・B&B等の控えは用意した方がよさげ。
残高証明・海外旅行保険の書類も場合によっては聞かれます。特に残高証明は聞かれることけっこうあるみたい。
ちなみにヨーロッパ入国に必要になることが多いETIASですが、アイルランドはまだ必要ないっぽい。いずれ必要になるかもしれないので渡航時は確認しておきましょう。
常用薬について
2019年からは持病の薬を定期的に服用している場合は医師からの診断書等が必要になります。
医療用の麻薬及び向精神薬を含め,医薬品(3か月分以内に限る)を自己の疾病の治療で携帯して入国する場合には,入国時に医師の処方せん(コピーも可),医師からの診断書又は調剤を行った薬剤師からのレター(病状及び自己の疾病に使用するために薬が必要となる旨明記されたもの。)の提示が必要(英文であること)。
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000578556.pdf
私は血圧の薬を飲んでるのですが、今回は医師の診断書・処方箋・薬局の処方箋を英語で用意してもらいました。特に見られなかったけどまた、持込不可の薬もあるので注意!向精神薬等は持込不可の対象になっているものが多いようです。最終的には入国審査官の判断になるとは思いますが…。
備えあれば憂いなし
↑では余裕で対応してたように見えるでしょうが、それは何を聞かれてもいいようにちゃんと書類を用意していったからです。何も用意せずに行ったら係員と一緒にテンパったあげく、最悪別室へご案内されたかもしれません。
いろいろ用意するのも大変ですが、上記の書類を用意しておけばなんとか切り抜けられるんじゃないかと思います。
ワーホリなどで滞在の場合も油断せずに↑の書類とか、特に滞在先の住所などは用意しておきましょう。