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001 みりんと似たヤツら

思い立ったが吉日ということで、早速何かを書き残そうと思います。

先日私が一人暮らしする魔の巣窟に友人を呼んですき焼きを囲んだのですが、その際の割り下で貴重なみりんを使い果たしまして...(これが意外と消費するんだな)

スーパーに行ってみると400円ほどの値札を携えて誇らしげに並び立つみりんたち。

おや、その脇に目をやると100円台でみりんらしき液体も売ってるんですよ。
だったらこっちでいいじゃないかと私に訴えかけるお財布を黙らせて、料理のクオリティ重視なら本みりん一択っしょと言わんばかりに400円の札に手を伸ばしました。

そういや...本みりんとそれ以外って何が違うんだっけとふと気になってしまい、いろいろと調べてみました...。

結論からいうと、みりんとその他のみりん風調味料の類いの最も大きな違いは

お酒かお酒ではないかということだそうです。

なるほど。それゆえ酒税のかかるみりんは高価に販売されて、みりん風は安価に手に入るみたいですね。

本みりんは、米、米こうじ、焼酎(もしくは醸造アルコール)を糖化、熟成して作られます。

本みりんの味わいや風味の特徴は、コクとまろやかな甘み、芳醇な香りがあることです。もち米に含まれるでんぷんが米こうじにより分解されてブドウ糖やオリゴ糖になり、タンパク質がアミノ酸に分解されて、その特徴であるコクやまろやかな甘みを生み出しています。

「日の出みりんコラム」より

本みりんはアルコール度数が14%前後だそうで、立派なお酒として扱われるそうです。これじゃあみりんを切らした時に、子どもにおつかいは頼めないですね。

みりん風調味料は、水あめ(糖類)、米・米こうじの醸造調味料、酸味料などをバランス良くブレンドした調味料です。

「日の出みりんコラム」より

ほう。みりんの甘みと風味を再現した合わせ調味料といったところですな。アルコール度数は1%ほどで、お酒ではないために酒税がかからないんだそう。そのおかげで安い。

甘みをつけるといったみりんの効果は持つものの、いかんせんアルコールが入ってないのでお肉の臭み消しや煮崩れ防止には働かないそうです。
しかし、同時に沸騰させてアルコールを飛ばす必要性がないといった良いところもあるみたいですね。

この二つとは別に、みりんタイプ調味料(発酵調味料)というのもあるそうなんですが

みりんタイプ調味料は、水あめ(糖類)、米・米こうじの醸造調味料、食塩、アルコールなどを原料とした調味料です。本みりんのように、まろやかな甘みやうまみがつけられることを特徴としています。

本みりんやみりん風調味料と大きく異なるのは、塩分を含んでいることです。塩を加えていることから酒税の対象にはならず、本みりんよりも安価で購入できます。

「日の出みりんコラム」より

アルコール度数10%前後にも関わらず、しょっぱくて飲めたもんじゃないといった具合にすることで、課税から逃れようという魂胆ですね。なんと小賢しい。

おっと、そのおかげでお財布には優しいのだから、なんとありがたいというべきですかね。(いやいや、みりんだってあんま直接飲まねーよ)

動画だとこの方の解説がわかりやすかったので、載せておきます。

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