母のこと② ーギリギリ間に合ってよかったー
「もう一つ泊ってくれないかなあ?」
名古屋について実家に行くと、母が待っていてくれた。
部屋の中は、ゴミの入った袋がたくさん置いてあった。
しっかり分別はされているが、ゴミの回収に出せていないようだった。
私が帰ってくるということで、食事の用意やお風呂の用意もしてくれたようだ。
母は開口一番こう言った。
🌺「はっちゃん、もう一つ泊まってくれないかなあ?」
弱音を吐くようなことがない母からの言葉に驚いた。
「私は仕事があるから1泊しかできないけど、花ちゃんを連れて家に行くことはできるよ。」
🌺「そうする。一緒に連れて行って。」
即決!母 花ちゃんの潔さをみた。
同時に一人でいることが、どれほど心細かったのかを垣間見た。
ギリギリ間に合った!
母のもてなしでの夕食。
煮物やおひたし、名古屋の名物の天むすなども用意してくれていた。
キッチンの鍋のとってが焦げていた💦
お風呂も沸かしてくれていた。
沸騰するぐらい熱い湯だった💦
頑固で気丈な母が自分から連れて行って欲しいと言ってくれて本当によかった。
「ギリギリ間に合った」とむねを撫で下した。
家族の団欒
次の日は、母弟夫妻と
急遽駆けつけた娘と5人で母の87歳の誕生日の食事会となった。
前日のうちに、一旦私の家に連れて帰る準備をした。
心配していた弟も安心したようだった。
家の中のゴミは回収日をみて出してくれることもお願いできた。
弟と会うのも何年ぶりだろうか。
母が久しぶりに兄弟を引き合わせてくれた。
🍀続く🍀