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”キヌア”・リーブス、呼びまつがい

テレビのアナウンサーが、キアヌ・リーブスを"キヌア"と呼び間違えたと話題になった。

"キヌア"は栄養価が高いスーパーフード。早速、ネットでは健康食品に化けた"キヌア・リーブス"のコラージュ画像が拡散されていた。

「キアヌ」はハワイ語で「山に吹く風」という意味だそう。米国ではかなり珍しい名前だ。

トークショーの司会も発音できない

デビュー当初はトークショーの司会がキアヌ(Keanu)を「ケーノー」と発音してしまい、本人に謝ったこともあった。

いい人キャラで知られる彼だから、スーパーフードと間違えたところで「ドント・ウォーリー(心配しないで)」と言ってくれそうだが。

とはいえ、本人も名前をめぐる葛藤はあったようで、数年前のトークショーで昔を振り返って、こんなエピソードを披露していた。

チャック・スパダイナは却下

「俳優デビューをするとき、事務所に『名前を変えて』と言われたんだ。だから海を見ながら必死に考えた。チャック・スパダイナ(イタリア風?)と、ひらめいたけど、却下された。よーし!と思って、次はテンプルトン・ページ=テイラー(英国風?)を提案したら、『もうキアヌ・リーブスでいいよ』って言われたんだ」

なるほど。想像の斜め上をいく名前を考えたら、逆に本名が許可されたのだ。

英語ネイティブにとって、耳慣れないうえに、母音が多い名前は、覚えにくそうだ。私も "マキコです" とアメリカ人女性に自己紹介したら、

「あなたの名前、とっても素敵ね!ミココ!」とほめられ、ずっこけそうになったことがある。

今や映画スターの代名詞

覚えにくい、発音しにくい、外国っぽい(エキゾチックな)名前だった「キアヌ」は、今や映画スターの代名詞。

いつもは穏やかな話しぶりなのに、トークショーで名前のエピソードを熱く、楽しそうに語っていたのが印象的だった。



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斉藤真紀子
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