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オンラインレッスンの秘密兵器(?)

あけましておめでとうございます

都内でピアノ教室を主宰している吉原です。
お久しぶりになってしまいました。
2021年は家族の事や尊敬していた北川正先生の七回忌で追悼企画を準備したりしていて、こちらの更新がすっかり止まってしまいました。
2022年はもう少し更新できたら良いなと思っています。

2021年の10月半ばからの2ヶ月は感染も少なく、社会が安心して動き出している感じがありました。
それでも家族が入院していた病院に行くと、コロナ前とは違う緊張感があって、今がコロナ禍なのだと痛感させられておりましたので、レッスンは引き続きオンラインにしていました。
そうしているうちにオミクロン株がやってきて、1月8日現在では全国で7000人を超える感染者が、都内だけでも1200人以上の感染者数が発表されています。
オミクロン株はこれまでの変異株の四倍の勢いで感染するという事でしたが、感染拡大が始まってみるとみるみるうちに感染が広がって数日先の様子もわからない有様です。

そんな中でもオンラインレッスンは安定した心の状態でレッスンができ、その分、音楽に集中できると感じています。

そのオンラインレッスンの強い味方が拙著『練習のポイントがわかるレッスンノート』(ショパン社刊)です。
これは1999年に『少しの練習で上達するレッスンノート』として出版したものを改題したノートでレッスンでやったところをお家での練習で確実に直すことができるノートです。


お子さんというのは柔軟性がありますから、レッスン中にお手本を弾くと、割と簡単にそれができるものです。
ところが殆どの場合、家に帰るとすっかり忘れて元に戻ってしまう。
私も、言い方を工夫したり、可愛らしい付箋に注意を書いて楽譜に貼ったり、様々な工夫をしてみましたがなかなか上手くいかない。
結局、一定の訓練をしなくてはクリアできないのですね。
しかし、当然のことながらお子さんが自ら進んで細かい部分練習をするわけはなく、弾けば弾くほどおかしな演奏になる…なんていう事になってしまったりするわけです。

考えてみればこっちはピアノと10年20年と付き合ってきて、どうやって練習したらできるようになるか知っているけれど、お子さんはそうではないし、練習をフォローしているご家族にそのレベルの経験があるご家庭は限られるのですから、練習の仕方がわからないのは当然で、その練習もどの程度やればいいかわからないのは当たり前な事なのです。

そして、家で練習する時のお子さんの気持ちを想像しました。

『レッスンで沢山注意された曲を直していかなくてはいけないと分かっても何をどうすればわからない、ピアノの前に向かって仕方がないから一回弾いてみる。
自分でもあまりうまいとは思わないけどどうすれば良いかわからない。
そのままもう1〜2回弾いて練習した事にしてしまう。
あるいは、頑張ろうと思って何度も何度も弾いて、最後まで止まらなくなったのできっと上手くなっただろうと思う。
…そして次のレッスンで前週に注意されたところは相変わらず直っていなくて同じことを注意される。
これを何週か繰り返して、次の曲へ…』

そこで、直した方が良いところの練習方法を確実に伝え、練習の様子に合わせて次の課題に自然に移れるように考案したのが『少しの練習で上達するレッスンノート』です。

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コロナ禍でのオンラインレッスンでもこのノートがとても役に立っています。
基本的には対面レッスンと指示する内容は変わりませんが、ご自宅のピアノで弾いているのを確認できるので、より具体的に何をしたら良いかを指摘できるように思っています。
練習環境によってやりやすい練習とそうではない練習があるのを確認できます。
そして、それがわからなかった対面レッスンでは、大変な練習を課題として出していたこともわかりました。

有料版で恐縮ですが、レッスンノートの使用例などをご紹介しノートをダウンロードしていただけます。

ヤフオクにて五冊2500円(送料込)にてノートを購入いただけます。『少しの練習で上達するレッスンノート』で検索してください。

オミクロン株感染拡大下でも日々成長できるオンラインレッスンをするお役に立てれば何よりです。

次回はオンラインレッスンのみで動画提出のコンクールに挑戦した生徒さんたちについて書ければと思っています。


以下レッスンノートの記入例とです。
一番下までスクロールするとノートをダウンロードしていただけます。

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