大橋牧人(ジャーナリスト、元日本経済新聞編集委員)

日本経済新聞社で社会部や日経ビジネス記者、シンガポール支局長、長野支局長、大阪地方部長…

大橋牧人(ジャーナリスト、元日本経済新聞編集委員)

日本経済新聞社で社会部や日経ビジネス記者、シンガポール支局長、長野支局長、大阪地方部長、編集委員などを歴任。2024年9月に『それでも昭和なニッポン 100年の呪縛が衰退を加速する』(日本経済新聞出版)を上梓しました。なぜ、日本は凋落しているのか、どうすべきか、探っていきます。

最近の記事

したたかな自民党 それでも2025年、日本は曲がり角に

自由民主党というのは、したたかな政党だ。つくづく、そう思う。 2024年9月27日に投開票された今回の自民党総裁選では、最終盤まで、「石破茂氏は党員・党友票で人気を集めても、人付き合いが苦手で同僚の国会議員の支持が弱い。相手が小泉進次郎氏でも高市早苗氏でも、最後は負けるだろう」というのが多くの政治記者や評論家の読みだった。 だが、結果は全く違った。 小泉氏が1回目の投票で3位に落ち、高市氏が1位、石破氏が2位という結果も予想外だった。1回目で1位とみられていた石破氏は、

    • 『それでも昭和なニッポン 100年の呪縛が衰退を加速する』を上梓しました

      ここ1〜2年に日本で起きている様々な不祥事やおかしな出来事の多くが、昭和時代や戦後高度成長期以来、ふたをしてきた問題が破裂した結果ではないか、という問題意識に基づいて、『それでも昭和なニッポン 100年の呪縛が衰退を加速する』(日本経済新聞出版 1050円)を上梓しました。様々な時事ニュースを取り上げながら、「昭和100年」と「戦後80年」が交差する2025年を前に、この国の抱える課題の本質と打開策を探りました。 この本は、以前、ネットメディアに寄稿した記事『さっさと昭和を

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