見出し画像

「爪切り」は人類退化の証だった

野生動物は 爪切りしません

生活の中で 自然に磨り減るので

必要ないのです



ヒトも 文明以前には

爪が磨り減るほど 指先を使っていたはずです



つまり 爪切りが必要な現代人は

それだけ「指先(つま先)の運動不足」であり

指先が弱体化していることになります




指先を司る 脳の領域は

かなり広いため

指先を使わないと

脳の萎縮につながると考えられます



少なくとも

指先の運動不足を自覚できないほど

脳が衰えていることは確かですw



ヒトは

「指先を使うために脳を大きくした」

のです

米粒に文字を書ける動物は

間違いなくヒトだけでしょうw



ただし 細かい作業だけでは

十分ではありません



アフリカのピグミーは

ふた抱えもある大木の幹を

するすると登ることができます(゜ロ゜;ノ)ノ



体重が軽いこともあるのですが

わずかな凹凸に 指先とつま先をひっかけて

全体重を支える強靭さがあります



人体は 水中で力を抜くと

大木を抱きかかえるようなポーズになります

これは 偶然ではなく

進化の中で最も重要なポーズだったからなのかもしれません



おそらく 僕らの祖先も

木登りで 爪が磨り減るため

爪切り不要だったと考えられます

特に 足の爪は

それ以外に磨り減る説明ができません



陸地を歩くのに

足指はむしろ邪魔です

だからこそ 退化が進みました



それでも 5本しっかり残っているのは

やはり 木登りや急斜面をあがるときの

滑り止めとして 必須だからでしょう



「握る」と「つかむ」は

区別されないことも多いのですが

本来 まったく異なる運動です



「握る」は 掌全体で

包み込むように ぺったりくっつけて

ホールドする運動です



これは 摩擦が大きくなるため

握力を節約できる利点があります

ただし 手ごろな太さの枝でないと

握れない欠点があります



それに対し「つかむ」は

わしづかみという言葉もあるように

指先を突き立てるように

ホールドする運動です



つかむメリットは

握ることが不可能な わずかな凹凸にも

しがみつけることです



指紋は 指先まで達しています

「握る」だけなら 指先の滑り止めは不要なはずです

指先で「つかむ」ことが 生存に必須だったからこそ

しっかり指紋に覆われているのです



現代でも 優れたボルダーは

洞窟の天井を ナマケモノのように

逆さにぶら下がったまま

移動することができます(゚o゚;;)



これは ネコやサルにも不可能な運動です

実は 人体は

野生動物を含めて

最も「登る」能力が高い構造になっています




サルの様に

ずっと樹上で過ごすわけではなく

地上と樹上を頻繁に往復していたので

登る能力が高まったのでしょう



ヒト祖先も

住処の洞窟に 天敵が侵入してきたときなどは

天井にしがみついて 難を逃れていたと考えられます



握力系で計る「握る」強さは

当時も今も 大差ないでしょうが

指先で「つかむ」強さは

比較にもならなかったはずです



具体的には

指先の角質は 特に分厚く発達し

骨そのものも 太く硬くなっていたはずです



現代人に 最も不足している運動は

「素手素足で木や斜面を登る」

ことでしょう




人工的なアスレチックだけでは

指先への刺激が足りません

靴も不要です



実は 昭和の時代に

この事実に気づいていた2人の男子がいました



それは 戦後 共に

最強の空手家といわれていた

大山倍達と中村日出夫です

少し 空手に詳しければ

知らない人はいないというくらい

超有名な2大達人です



彼らは ともに

山ごもりの修行を好みました



空手の修行なので もちろん素足です

素手素足で木に登ったり

幹に突き蹴りを叩きこむなどして

手足を鍛えていました



大山は 親指だけで逆立ちし

指3本で 10円玉を曲げることができました

中村も 針金を

素手でバチンと引きちぎることができました

。。。まるで万力ですw



本来 ヒトの指先には

それだけの剛力が秘められているのです



大山は早稲田 中村は京大出身と

当時としてはかなりのエリートでした

指導者として 多くの青少年を育て

社会的にも大成しました



「指先の強化」が

脳にもプラスに働いていたことは

想像に難くありません



もし あなたが

空手をやっているのであれば

大山や中村と

同じ修行をしない意味が分かりませんw



物騒な話ですが

素手で 本気の決闘になった場合

「指を相手の目に突っ込む」のが

一番手っ取り早いですよね



これは 猛獣に襲われた時にも使えます

アフリカでは ワニに噛みつかれたら

指で目を突けと教わるそうです



そこまでやらなくても

子どものころ ケンカで

髪のつかみ合いになった経験は

ほとんどの女子が持っているでしょう



そもそも 素手で小動物の狩りをしていた時代には

指でのどを締めるか

頭をひねって首の骨を折っていたはずです



牙を持たないヒトは

「指で戦う動物」なんです

護身術として 指先の強化は

初歩の初歩です



確かに 完全にスポーツ化された今の空手競技では

指先の強化など まったく不要でしょう



しかし 人工的なルールに沿った

スポーツ用のトレーニングは

長い目で見れば 人体に有害です

だからこそ 現役引退が必要になります



一方 武道には

「引退」の概念がありません

護身術である以上

どんなにご高齢でも

襲われたら 反撃するしかないからです



伝統ある武術では

たいてい 鍛錬法と養生法が

セットで伝えられています

鍛錬だけでは 身体を壊してしまうので

養生にも 同じくらい重きが置かれています



要するに 武道では

年齢を重ねても

身体を壊さないように稽古しますが

スポーツには それが欠けています



健康のためならば

スポーツより 武道を修行した方が

より望ましいと 僕は考えています



現代人にとって 指とは

もはやスマホをタップし

マウスをクリックするだけの道具でしかありませんw



この生活が続けば 脳がどんどん委縮していっても

何の不思議もありません

もちろん包丁も使えなくなるし

文字すら書けなくなるのではないでしょうか



僕らが 人間であり続けるためには

「人体本来の運動」を取り戻すことが

どうしても必要なのですヾ(*^▽゜)



マキト恋愛道場公式メールマガジン
「幸せなセレブになる恋愛成功変身術」無料登録
https://www.mag2.com/m/0000170615.html







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?