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ジョシカクの深すぎる闇|||(|||゚Д゚|||)|||

最近では 女子格闘技も

だいぶメジャーになりましたが

実は ジョシカクにこそ

スポーツ界の暗部が 凝縮されています



MMA(総合格闘技)にせよ

キックボクシングにせよ

プロ格闘技業界は

ほぼ ボクシングをモデルにしています



やや長くなりますが

格闘技の闇を理解する上で

欠かせない予備知識となるため

ボクシングの歴史について

しばらくお付き合いください<(_ _)>



ボクシング興行は もともと

マフィアの資金源であり

開催自体が非合法でした

現在も禁止している国があるくらいです



この悪しき伝統は

現在まで続いていて

いきなりPRIDEが消滅するなど

地上波で プロ格闘技を放送しなくなったのも

反社とのつながりが しばしば表面化するからです



そういう体質であるため

選手は 金儲けのための捨て駒に過ぎず

健康管理など 眼中にありません






★格闘家は「闘犬」扱いされている



ボクシングのプロモーターにとって 理想の興行とは

「全試合がKOで決着する」

ことです



そのための小道具が グローブです



選手は 拳から手首にかけて

テーピングとバンテージでガチガチに「補強」し

その上から 重いグローブをはめます



その結果 素手に比べると

パンチ力が最大1.4倍になります(゚o゚;;)



あえて

KOで決着する確率を

高めているのです



海外では「安全のため」

素手でのボクシングに転向する選手も

いるくらいです



素手で殴り合うと

自分の指を骨折する確率が高まります

そのため むやみに強打できず

結果的にKOが減ります



その分 選手は安全ですが

KOが少ないと

エンタメとして退屈なので

メジャーにならないわけです



純粋に 強さを競うだけなら

防具着用のポイント制で十分なはずです

それをやらないのは

プロ格闘技が KOを見世物にする

野蛮な残酷ショーに成り下がっているからです






★「大きい方が強い」というカルト思想



さらに プロモーターは

客を呼べるタイトルマッチを増やすため

階級制を導入しました



これが 格闘家に

甚大な災いをもたらすことになります



現在は 男女とも

17階級にまで細分化され

2kg未満の体重差でも

別階級となります



そして 重い階級のチャンピオンは

軽い階級のチャンピオンより

強いとされ ギャラも上がります



。。。しかし 実をいうと

これは「フィクション」です

数ポンドの体重差で

勝敗が左右されるなど ありえません



プロモーターが

体重差のある試合を組みたがらない

本当の理由は

「つまらない試合になりやすい」

からです



シンプルな思考実験として

ゾウとスズメが戦うことを

考えてみてください



もちろん スズメが

ゾウをつついて倒すことは不可能です

しかし ゾウが

どれだけ鼻を振り回しても

スズメに当たることはないでしょう



スズメでなくても

ネズミでもネコでも同じです



このように

あまりにも対格差がある対決は

「勝負そのものが成立しない」

ケースが多くなります



同レベルの技術で

20kgの体重差があるボクサーが対戦したら

重い方のノロいパンチは まず当たりません



しかし 軽い方のパンチは 速くても弱いので

当たってもダメージにならず

結局は 明確な決着がつかない

つまらない試合ばかりになるのです






★大きい選手はルールで「保護」されている





そこで プロモーターは

大きいほど強いという

「カルト教義」を守るため

様々な仕掛けを作りました




1.ラウンド制



一般に 身体が大きくなれば

その分 スタミナは落ちます

マッチョなマラソンランナーはいませんよね?



つまり 同じペースで動いていたら

大きい選手が 先にバテてしまいます



しかし 3分ごとに休憩が入れば

スタミナ切れを気にせず

動き続けることができます



それにより エンタメ性が増すと共に

大きい選手が有利となります



かつて 小柄なグレイシー柔術の選手が

ラウンド制の試合を避けていたのは

このトリックを見破っていたからです





2.判定



小さい選手が勝つためには

最初は 逃げ回ることに徹して

相手がバテてから 攻撃に転じることです



それは 大きな選手も理解していますから

下手に動かず 様子を見ることになります



こうなると 時間切れまで

「お見合い」で終わってしまいます



真剣勝負とは そういうものなのですが

プロモーターにとっては

絶対に避けたい試合内容です



そこで 判定を導入することで

選手が 真正面から

打ち合うことを強制します



これも エンタメ性向上と同時に

重い選手に有利なトリックです



柔道でも同じです

組まないと 反則を取られるため

小柄な選手も 不利を承知で

真正面から組み合うしかないのです






3.転んだ相手への攻撃禁止




これは 数世紀前から

存在するルールです



危険すぎるという建前ですが

裏の狙いは やはり

軽い選手を勝たせないためです



対格差のある2人が もつれあって転んだ場合

先に立てるのは 軽い方です

こうなると 上から攻撃できるので

重い選手ほど 不利になります



プロレスの神様といわれたカール・ゴッチは

「巨漢はタックルで寝かせてしまえばいい」

弟子に そう教えていました



だからこそ ボクシングは

立ち技のみに攻防を限定することで

大きな選手を保護しているのです






4.背後からの攻撃禁止



武術だったら

「背後を取る」ことは基本ですが

ボクシングでは そもそも

背後から攻撃すること自体を禁じています



危険すぎるというのは

表向きの理由で

裏の理由は やはり

小柄な選手に勝たせないためです



レスリングでいう

「バックの取り合い」をやると

だいたい 小さい方が勝ちます



物理の話は省略しますが

要するに 小回りが利くからです



相撲で 比較的

小柄な力士が横綱になれるのも

小回りの良さが関係しています



トラは 自分の倍もある

ヒグマを狩ることがあります



力は クマの方がはるかに強いため

正面からでは 勝ち目はありませんが

徹底的に背後に回り込んで

対格差を克服しています



背後からの攻撃を禁じるルールも

大きな選手を保護するための

トリックなのです






5.リング



大きい選手を勝たせるための

極めつけの舞台装置が

狭いリングです



狭いほど 動き回るのが難しくなり

小柄な選手にとって

勝ち目は薄くなります



もし僕が ボブ・サップとタイマンするなら

東京ドーム全部を使いますw



1時間くらい鬼ごっこすれば

サップが 先にバテると思うので

そこからとどめを刺しに行きます



土俵が狭いのも 同じ理由です

もし 土俵の直径が倍だったら

試合時間も長くなり

動き回れる 小兵の力士が

有利になります





ともあれ 何重にも

大きい選手を勝たせるトリックを施して

格闘技には階級制が必要だと

ファンを「洗脳」しているのです







★プロ格闘家は「水抜き芸人」




階級制が導入される以前から

減量は行われていました



しかし それは

余分な脂肪をそぎ落とすためのもので

他のスポーツでも行われる

通常のシェイプアップでした



ところが 階級制導入により

プロ格闘家には

厳密なウエイト・コントロールが

要求されるようになります



計量時に

1グラムでも契約体重をオーバーすると

事実上の失格となり

興行は ぶち壊しになります



こうなると 業界での信用は失われ

最悪 引退を余儀なくされます

計量クリアは プロにとって

「勝敗より重要」なんです



減量失敗の責任を取って

選手が自害する悲劇も起きています



プロ格闘家は

コンディションを犠牲にしてでも

減量を最優先して 試合に臨んでいます



ファンとしては

ベストコンディションの試合を観たいものですが

階級制が それを不可能にしています



本来であれば

減量などせず その分

格闘技自体のトレーニングに集中した方が

本番でもいい試合ができるはずです

他のスポーツなら それが当たり前です



プロ格闘家は 現役でいる限り

「試合が近づくほど減量に追われ、本来の練習ができない(;_q)」

というパラドックスに

悩まされているのです



さらに 最近では

計量直前に

筋肉に含まれる水分を輩出する

「水抜き」が一般化しています



これは 安易に真似すると

死んでしまうほど危険なことです

計量時には 選手の血液はドロドロ

脱水症状でフラフラです



そこから 大急ぎで

水分・ミネラルを補給して

どうにか試合に臨むのですが

直前まで 病人同然だった人間同士が

全力で打ち合うのですから

ダメージは 計り知れません



その分 KO決着は増えるので

プロモーターは 大喜びですが(悪魔)



グラム単位で 体内の

水分量を調整するのですから

まさに職人芸です

プロ格闘家は 格闘家である前に

まず「水抜き芸人」といえるでしょう



「水抜きカルト」の仲間うちで

競争しているに過ぎません

もちろん このディストピアを生み出した責任は

選手自身ではなく プロモーターにあります



さらに 水抜きは

腎臓にダメージを蓄積させていくため

現役が長くなるほど

腎不全のリスクが高まります



K-1王者の魔裟斗が

30歳の若さで引退したのも

腎臓へのダメージを危惧したからでしょう



あまりにも危険なため

最近は 水抜きを禁止する

興行も存在します






★女子格闘家の骨はスカスカ



女子の場合 さらに

体脂肪の落としすぎによる

女性ホルモン不足の問題が加わります



女性ホルモンが不足すると

骨密度が低下します



その状態で 激しく打ち合う現役生活を

何年も続けるのですから

骨折リスクは 著しく高まります

引退後も リスクは上昇したままです



さらに 頭蓋骨も委縮するので

若いうちから 顔がたるんできます



選手たちは 文字通り

寿命を削って

僕らにエンタメを提供しているのです







一般論として

よほどの必要性がない限り

プロ格闘家になるべきではないでしょう



現役の人も

経済的な基盤が整い次第

引退すべきです



格闘技から プロレスに転向する選手が

意外に多いのは

プロレスラーの場合 少なくとも

減量の必要がないからです



ダンプ松本は

還暦を過ぎた現在も

リングに上がり続けています



プロレスは 格闘技以上に

ハードなエンタメですが

それでも 現役を長く続けられるのは

たんぱく質を 常人の何倍も

摂取し続けているからでしょう



もちろん ステロイドを使っている場合は

突然死も多いのですが。。。



スポーツは どの競技も

それなりにカルトなのですが

格闘技は その中でも

カルト度が高い業界といえます



スポーツを 安易に美化するのではなく

青少年に 正しく

実態を伝えていくことが必要でしょう



関係者も 選手の待遇改善が無い限り

人材がいなくなることを

肝に銘じるべきです



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