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歌うということ。歌を聴いてもらうということ。

私の歌をこうして聴いてくれる日が、いつ最後になるかわからないんだなと、開演の直前マイクを渡された瞬間にふと思った。

沢山のマキタTを着た方がわくわくした顔で、私のことを笑顔で見てくれている。小さな子や小学生が開演を体育座りで待ってくれている。

力の限り歌おう。今日は今日しかない。
全身全霊だとマイクを握り直した。

このところ懐かしい自分に再会していて戸惑っている。初めての自分とも言えるかも知れない。

胸にエタノールがじわじわと染み込むような感覚がなんとも消えないのだ。

前日の自主練リハでは納得のいかないものになり、どうしようと呟くと伊勢のスタジオトライアングルの新田先生は優しい顔をした。

観てくれるお客さんの時間を正解にできるのは
その場を担うアーティストの自分だ。

その答えを持っているのはお客さん。

そして生まれたたった一度の空間は、私と聴いてくれた方とが重なり合う奇跡のようなもの。

今回はダンサーさんがステージを一緒に作ってくれる一曲、東京カラフルも必ず良いものしたい。


故郷のお客さんに絶対に喜んでほしい。
伊勢まつりは私の神事。
色んな気持ちでいっぱいだった。

東京とはまた違うカラフルさが
そこには広がっていた。

今までの伊勢まつりの中で
一番楽しむことが出来た。
聴いてくれた方はどうだっただろう。

遠方から来てくれたマキロンズがいる。

とても大切な日に来てくれた。
観に来てくれた時間が、その方にとってとても貴重で変えることができない日となったことを伊勢まつりの翌日に知った。

歌を聴いてもらう。
その時間はとんでもなく尊いことなんだ。

いつも、本当にありがとう。


Please accept my sincere condolences.

マキタマシロ


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