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ぜいたくな星

苔 草 木々 いちばんうつくしい姿を知っている 音は無い ひかり おれんじの点々 カラフルな花々 とうもろこしのつぶの配列 いちばんうつくしい姿を知っている どのように生きるのが いちばんうつくしいか わたしだけがわすれてしまった この ぜいたくな星 ☆ 谷川俊太郎先生を想う夜

    • 安くて早い低価格なチェーン店

      昨晩 週末 信号待ち左 片田舎のそういうお店に、おそらく息子と母が入って行くところ 息子と母という文字からは、おそらく多くの人が小学生くらいの息子を想像するだろう 昨日は4、50代の息子とその母だった 入り口に大きく貼られた月見丼?みたいな新メニューを指さして店内へ入って行った 方や今日、有機野菜を使ったレストランの出店料理を食べるというイベントへ行こうとしている私 最近そういう活動が多い中で いろいろ心が白ける この場合、どちらが正しいのか そもそも正しさでは測れない

      • 真理

        「よくそんな余裕あるよな」 この世界を救いましょう みたことも行ったこともない他国で起きている争いを止めましょう 鯨を殺すのを止めましょう 原発を止めましょう こういう類の事は 自分が幸せで余裕がないと発信できないと思う もしくは良いことしてますよってアピールか 正義か 人間とそれ以外の動物の共存 人間同士の共存 全て奇跡であると感じる 努力でどうこうなっているのではなく ものすごい大きななにかがそうさせているような 色々な思想を発信出来る人は幸せだよなぁ 生き方

        • 目を開けてても真っ暗(闇)

          漆黒ーーーーーーー 濃密な闇 純粋な黒 漆の黒、すなわち真っ黒で艶のある様 これは、いわゆる令和の世界の比喩ではない いつだってわたしが憧れる真っ暗闇の世界のことである わたしが幼い頃でも、漆黒の闇は存在を消していたように思うが、 薄暗い世界は至る所に存在していた 時には停電したり、大雨で雨漏りしたり、トイレは汲み取り式で薄暗く、異世界に繋がっているような感覚があった そこかしらに隙間があり、隣人との距離は近く、虫や動物の気配も常にしていて、なんとも言えない緊張感と不気味

          火花

          そう 今キーボードの充電器が無い 正確には捨ててしまって存在しない いや、この足元に鎮座しているゴミ袋の中の奥底に居る気がしている しかし、このほぼ満タンのゴミ袋の中から探し出す価値のあるものか と自問自答して時は過ぎていく ここ最近頭の中に浮かぶフレーズと情景 『それがわたしに触れた瞬間 火花となって散った』 というような感じのニュアンス 『そしてその瞬間を所有している人はこの世にどれくらい存在するのか』 しあわせと感じる(もしくは感じた)時間は一生において何分か

          あの背中を知っている

          あの背中を知っていた 近づいたふたつのものが もう二度と近づかないことを 知らしめる背中 知っている 知っているだけしあわせね 近づいたふたつのものは それぞれの勇気を持ってくっついていた だんだんと恐れ 妥協し 二度と近づかない ということをはじめから避けるような くっつきかたになっていく そしてくっつくことすらやめてしまう 輝き 光 とらえることをあきらめてしまう 光はいのち いのちは輝かなくても在るけれど 輝くと光になる あの背中を知っている 知って

          あの背中を知っている

          ただ在るもの

          =アート 和菓子職人さんが何十年使った木ベラ 魚屋さんが紙に筆で書いた魚の名前 ブルーシートが風で飛ばないようにきっちり等間隔で置かれた石 樹に成ったみかんたちの並び方 理にかなっているもの 意志のあるもの 理由があるもの ああいう歌を聴くと 魂って存在する って思う って思わせる歌とか 演技とか

          茶番

          コロナも選挙も温暖化も すべては「ヒト」がやっている茶番に過ぎない この世界にはヒトだけしか居なくて、他のいのちは意見できない。 全てのことは、ヒトというフィルターを通してイメージされている事で 都合の良い解釈ばかりだと思う クジラの生態を調べる とかも ヒトの自己満足でしかなくて、本当のクジラの気持ちなんてわからないし、全ての研究はもしかするとありがた迷惑なのかもしれない。 この世界に生きて、何かの為になっているという自己肯定が欲しくてやっているだけ。 温暖化なんて、ヒト

          圧迫

          昔の感覚だ わけのわからない圧迫感 潰されるのか なんなのかはわからない うなされるような 回るような なぜ今思い出すのか とてつもなく暑い日の次の日の少し涼しい夜 日付が変わって少し経っている今 夜のカーテンに隙間がある 今日はとても静かな夜 目から入る情報を遮断して、ラジオばかり聴いている夜 ラジオでは、自分の感覚を信じる練習の話 さっき自分の脚に冷水をかけた 「冷たい」と感じるわたしは わたしでしかない 人の教えや、意見が混じり合ってない 純度の高い「自分」

          肌と世界の境目が無い日

          ふと気づくと、わたしの体と世界は全く接していない。 少しも接してないのだ。 ふたつの違う世界が存在している。 稀に、世界と体の境目がなくなるような瞬間がある。 今がそんな気がする。 気持ちが凪いている。

          肌と世界の境目が無い日