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絲の記憶~富山から宮古島へ~

先日、富山県南砺市福光のゲストハウス「絲」に宿泊した際、生まれて初めて織物体験をしました。その時織った麻布を使った「がま口」がきょう届きました。仕上げは管理人さんにやっていただいたので、中々いい感じです。

管理人さんの話によると、この福光地区はかつては織物のまちで、「福光麻布」は加賀藩の特産物だったそうです。

40年前の昭和天皇大喪の礼では福光で調達された麻布によって小装束が縫われましたが、それから程なくして福光麻布の歴史は閉じてしまったそう。

この町で生まれ育った管理人さんは織物の伝統があったことを伝えるために織機と技術をこの地域で復活させたとのこと。若いのにパワフルな女性です。

無心に織っている時、沖縄の宮古島のことを急に思い出しました。12年前、ふるさとづくり大賞を受賞された「宮古織物事業協同組合」の取材で、宮古上布を織っている場面を何時間も撮影しました。その記憶がよみがえって懐かしくなりました。また取材に行きたいです。

以下、私が制作した宮古織物事業協同組合の動画です。宮古島の織物に興味のある方はぜひご覧ください。


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