巻島大樹@地域創生ジャーナリスト

Videographer/総務省「ふるさとづくり大賞」の受賞者を中心に300以上の地域活性化事例、1000人以上の地域づくり関係者を動画取材/東京都港区と富山県氷見市で地域活動/万葉集ロマン塾運営/AIマーケティング/生まれも育ちも現在も埼玉県/基本週末更新

巻島大樹@地域創生ジャーナリスト

Videographer/総務省「ふるさとづくり大賞」の受賞者を中心に300以上の地域活性化事例、1000人以上の地域づくり関係者を動画取材/東京都港区と富山県氷見市で地域活動/万葉集ロマン塾運営/AIマーケティング/生まれも育ちも現在も埼玉県/基本週末更新

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はじめまして~地域創生の事例集~

このnoteは以下の方に向けています。 地域創生のアイデアを探している自治体・地域団体の関係者 地域創生にビジネスで関わりたい企業 地域創生に関わる仕事に就職したい方 はじめまして。巻島大樹と申します。私は地域活性化に関する動画制作を15年以上行ってきました。総務省のふるさとづくり大賞の受賞者を中心に300以上の地域創生の事例、1000人以上の地域のキーパーソンを取材してきました。 制作したコンテンツは全てYouTubeで公開されていますが、チャンネルが一つではない

    • インタビューを受けました。

      山形在住のライター、わたなべ真理子さんに取材をしていただきました。自分を語るのは恥ずかしいものですね。うまくまとめていただきましたので、ぜひ記事をご覧ください。

      • 駆け出しの頃に取材したカチカチおじさん(東京都墨田区・青柳輝雄さん)

        実家で部屋の片づけをしていたら、懐かしいものが見つかりました。 17年前に取材した青柳輝雄さん(当時72歳)に作っていただいた財布です。 当時、青柳さんは東京都墨田区押上で鞄職人をする傍ら、夜になると拍子木を鳴らしながら、全長8キロにおよぶ地域の見回り活動をされていました。 誰に頼まれるでもなく35年間毎日続けてこられたことが評価され、総務大臣表彰を受賞されました。 私は青柳さんを半年わたり取材し、青柳さんの実家のある秋田県湯沢市にも行きました。当時、ジャーナリストとし

        • 石の上にも3年 川の上にも10年(徳島県徳島市)

          港区の地域活動の仲間、吉川一郎(74歳)さんから写真を送ってもらいました。吉川さんの故郷である徳島県徳島市の新町川にかかる橋が写っています。いま、どうやら帰省されているようです。 懐かしい風景です。胸にこみあげてくるものがあります。 というのは8年前にこの写真の場所を訪れたことがあるからです。「NPO法人新町川を守る会」の取材です。 新町川は徳島県庁の真横の市街地を横切る吉野川の支流です。 30年前はヘドロまみれで、異臭もひどかったのですが(阿波踊りの期間中は防臭剤を

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        • 地域創生 取材編
          101本
        • 地域創生 雑文集
          24本
        • 地域創生 実践編
          14本

        記事

          地域づくりの挽歌

          その人が死んでも、その人の言葉は生き続ける。 地域活動をしていると高齢者の方と関わることが多いです。いろいろなことが学べたり、励ましてもらえたり、ちょっとしたことでも役に立てるのはうれしいですね。年の離れた仲間ができることは地域活動の醍醐味の一つだと思います。 しかし、ときに仲良くなった人と永遠の別れをすることは辛いものです。 万葉集では亡くなった人を悼む「挽歌」が263首あります。古代人は大切な人の死を乗り越えるために歌を詠みました。例として、柿本人麻呂の代表的な歌を

          ふるさとづくり大賞の「推し」との再会(三重県尾鷲市)

          先日、三重県尾鷲市で「くまの体験企画」代表の内山裕紀子さんと現地で7年ぶりにお会いしました。 内山さんは熊野古道で少人数ツアー・エコツーリズムを始めた最初の人(パイオニア!)で、2017年に総務省の「ふるさとづくり大賞」の個人表彰を受賞されました。 内山さんの活動、エコツーリズムに興味のある方は私が制作した動画「内山さんの伊勢路」をぜひご覧ください。 この受賞取材がきっかけで、私は内山さんと知り合います。彼女の活動に触れたことは、私の人生のターニングポイントになりました

          ふるさとづくり大賞の「推し」との再会(三重県尾鷲市)

          再開発がとまらない(東京都港区)

          20年以上、私の仕事や地域活動の拠点になっている東京・港区。 六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、東京ミッドタウン、東京ワールドゲート、麻布台ヒルズ…数えるとキリがありませんが、再開発ラッシュが何年も続いています。 Wikiによると港区は日本で最も超高層ビルの棟数の多い自治体だそうで、高さ200メートル以上のビルが16棟あるとのこと。(大阪府は6棟、愛知県は4棟) この10年はつねにどこかでビルの建設をしているという感じです。なので、高いビルができても全く驚かなくなったというか

          再開発がとまらない(東京都港区)

          4年連続で高岡万葉まつりに参加した

          今回は私自身の地域活動の話です。 今年も赤坂・一期一会プロジェクト(万葉ロマン塾)として、「高岡万葉まつり(10月4〜6日)のメインイベント「万葉集全20巻朗唱の会」に動画を応募しました。気づいたら4年連続の参加です。 万葉集全20巻朗唱の会、赤坂・一期一会プロジェクトについては以下の記事で詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。 今回、私は恐れ多くも万葉集で屈指の人気を誇る志貴皇子(天智天皇第7皇子)の「石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけ

          4年連続で高岡万葉まつりに参加した

          地域づくりも国際協力も「人づくり」

          今年もJICA筑波が主催する「地域振興ブランディング研修」に講師として参加しました。 今回は、中南米10か国から行政官や大学関係者等15名が訪日されました。 私は昨年に引き続き「行政と住民、民間の協働による地域開発・地域ブランディングの事例」というテーマで、「ふるさとづくり大賞」の4つの事例を中心に2時間にわたって紹介しました。 事例にご興味ある方はぜひ動画をご覧ください。 ① 佐賀未来創造基金(佐賀市) - コミュニティ財団の役割 ② 越中大手市場(富山市) -

          地域づくりも国際協力も「人づくり」

          シャッター通り商店街の全テナントを数年で埋めた男(新潟市沼垂)

          地域創生の成功事例はよく「再現性がない」と言われます。資源や人材は地域ごとに異なるためです。 しかし、今年のふるさとづくり大賞で優秀賞を受賞された田村寛さんが地元の商店街で起こした奇跡の本質には、他の地域でも活かせるポイントがいくつかあります。きっと参考になる人がいるはず。 6月に田村さんを取材した動画が完成しましたので、商店街の再生に関心がある方はぜひご覧ください。

          シャッター通り商店街の全テナントを数年で埋めた男(新潟市沼垂)

          20世紀ノスタルジアを超えて

          長年、総務省の「ふるさとづくり大賞」の動画取材を続けてきた中で、地域の変化を嫌う人に出会うことがあります。 先週、新越谷で取材仲間との暑気払いを行った際、私自身も似たような感覚を持っていたことに気づきました。 今回は新越谷にまつわる私の個人的な話です。 まず越谷市を簡単に説明すると埼玉県では所沢と同じくらいの人口(34万人)で、大きな市に入ります。 新越谷駅の鉄道は東武線ですが、すぐ近くにJR武蔵野線も通っています。「みんながアクセスしやすかろう」という理由で幹事のO

          20世紀ノスタルジアを超えて

          修行の道を復活させる(新宮山彦ぐるーぷ・八代環境パトロール隊)

          寒さ暑さも彼岸まで。まさに先人の言葉通りですね。ようやく暑さが少し和らいできました。これで取材がしやすくなります。 さて、先週末、今年の総務省のふるさとづくり大賞を受賞された山岳奉仕団体「新宮山彦ぐるーぷ」の活動を取材してきました。猛暑の中での撮影でしたが、活動に心を打たれました。 私はこれまでに300以上の受賞団体を取材してきました。新宮山彦ぐるーぷはその中で最もハードな活動をされていると思います。 彼らの拠点は和歌山県新宮市ですが、活動エリアは奈良県の奥深くに広がる

          修行の道を復活させる(新宮山彦ぐるーぷ・八代環境パトロール隊)

          再び市川に。市民活動のパイオニアにお会いして

          先日の万葉ロマン塾で伝説の美少女「手児奈」の動画の前編を公開しました。 現在は後編のシナリオ作成を進めています。 構想を深めるために、千葉県市川市に再び行きました。手児奈の動画制作の経緯については以下の記事をご覧ください。 再訪の目的は河西(かさい)明子さん(85歳)とお会いするためです。 河西さんが会長を務める地域団体「すがの会」では、手児奈をはじめとする市川の民話を紙芝居や絵本として制作し、地域の歴史を子どもたちに伝える活動を行っています。 河西さんが手がけた手

          再び市川に。市民活動のパイオニアにお会いして

          地域創生ジャーナリストの最終目標はなんですかと聞かれて

          先週、私のnoteに関心を持ってくださった方とオンラインでお話しする機会がありました。彼女は地域課題の解決にジャーナリストとして貢献していきたいと考えている高校生です。 宮城県出身で、5歳の時に東日本大震災を経験。この時の記憶がジャーナリストを志す彼女の原点となっているようです。 話してみると誠実な性格で、自分の視点を持つ強さがすぐに感じられました。質問もとても直球で、好感を持ちました。また、私も自分自身を振り返るいいきっかけとなりましたね。 特に印象に残っている質問は

          地域創生ジャーナリストの最終目標はなんですかと聞かれて

          「地方創生」から10年。地域リーダーたちの本音を預かってきた

          8月最後の週末なのにあいにくの台風ですね。 いまのところ、私が住んでいるさいたま市はあまり影響出てないのですが、私自身は少し影響出ています。低気圧になると身体がだるくなるんです。なので大人しく家でnoteを書いて過ごしています。 さて、政府が2014年9月から始めた「地方創生」がいよいよ10年の節目を迎えます。政府の総括が6月に発表されました。そのポイントを引用します。 まぁそうだよな。その程度の感想です。 地域活性化の優れた取り組みは全国に驚くほどたくさんあり、私は

          「地方創生」から10年。地域リーダーたちの本音を預かってきた

          千葉県市川市に伝わる1300年以上前の美少女の動画を制作している

          台風が通り過ぎて、きょうはものすごく暑いですね。 夏休みは残すところあと2日…。今年はほとんど家で動画編集に明け暮れました。仕事ではなく、自主制作なので、大学時代に所属していた放送研究会の活動みたいです。もう20年以上前のことですが。 いまだに個人で動画制作をしているなんて、同期や関わりのあった先輩後輩の中では、たぶん私だけでしょう。このことを知られたら「まだやってんのかよ!」と突っ込まれると思います。昔から私は諦めが悪いのです(笑) さて、いま制作している動画は奈良時

          千葉県市川市に伝わる1300年以上前の美少女の動画を制作している