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万葉ロマン塾、5年目に突入。新たな思い。

私がボランティアで運営に参加している万葉ロマン塾。ついに5年目に突入しました!

この塾は学校では教えてくれない万葉集の楽しみ方をオンラインやリアルイベントを通じて広く提供するというものです。

友人たちからは「そんな高尚なことを!」と驚かれたり、「何がおもしろいのか全くわからん」と呆れられています。

ロマン塾の詳しい活動については以下の記事をご覧ください。

私もはじめは万葉集に全く興味がありませんでした。現代で生きていくうえで何の役にも立たないと思っていたからです。

それでも結局は巻き込まれる形で、立ち上げから参加することになるのですが(苦笑)、年々歌の良さがわかってきた気がします。

この背景には実は地域創生の取材が影響しています。地域創生に取り組む方々には万葉集のファンが結構いらっしゃるのです。そうした方々の万葉集への思いを聞くうちに、私の中での万葉集のイメージが変化していきました。

万葉集は素朴なところがいいわね。

「令和2年度ふるさとづくり大賞」内閣総理大臣賞受賞をされた石見銀山 群言堂の松場登美さんの言葉です。取材の合間、いっしょに食事をしていた時にふと言われたもので、「あぁなるほどな」と印象に残りました。万葉集の素朴さは情報過多で疲れている現代人(特に私!)の心をいやすものがあります

松場登美さん(左)と私

松場登美さんについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

最近、いいなと思う万葉集の歌を画像で発信する活動も始めました。生成AIを使って、万葉ロマン塾のFacebookやinstagaramにアップしています。ちなみにこんな感じです。

秋の歌
訳:春は木々がいっせいに芽吹き、夏は一面の新緑だったが、今は紅が濃淡さまざまな模様を描き     だしている。素晴らしい秋の山だ。
恋の歌
人生の歌

万葉ロマン塾が5年目を迎えられたのは赤坂・一期一会プロジェクトの代表の及川廣子さんの心意気が全てです。時には身銭を切ってZOOMやイベントの費用を捻出してくださっています。本当に頭が下がります。

及川廣子さんと(左)私
万葉画家:鈴木靖将さんによる及川さん

日本文化はお役所ではなく、及川さんのような名もなき市民が各地で守っているのです。このことを私はジャーナリストとして伝えていきたいです。

なお、昨年末に私が制作した動画「万葉Cafe in 麻布」の最後に及川さんが少し出演しています。よかったらご覧ください。

今年も万葉ロマン塾をよろしくお願いします。

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