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saraluce
地域は生きている。だからいつかは死ぬ
これまでに取材した地域創生のキーマンの方は数百人になります。そのうち、SNSでつながっている数十人の方に関しては、可能な限り活動をウォッチし続けています。
今年、最も興味深い発信をされたのは、鹿児島の離島、甑島(こしきじま)で東シナ海の小さな島ブランド株式会社という会社を経営されているヤマシタケンタさんのコラムです。
ヤマシタさんは昨年の「ふるさとづくり大賞」で内閣総理大臣賞を受賞されました。以下は私が制作した動画です。
コラムの中で、特に心に響いた部分を抜粋します。
村が生まれることと同じように、村が無くなることもまた自然のこと。だから、それを無理して延命治療をするような地域づくりにはいつか終わりが来ます。
けれども、そこに暮らしつづけたいと思う理由とそれを成り立たせる持続可能な仕組みと構造、そして一人一人が活きる魅力的な出番と居場所があれば続いていく。私たちisland companyは、この先の島のなにをたすけるか。その問いにこれからも向き合って、ひとりひとりの挑戦を後押ししていきます
「村が生まれることと同じように、村が無くなることもまた自然のこと」
この一文はインパクトあります。
地域を存続させることに命を燃やしているヤマシタさんの言葉だからこそ重みがあります。「延命治療」とは行政からの補助金や助成金のことでしょう。
自分たちの地域をこれからどうしたいか。残りたいのか、去りたいのか。大事なことは住民が本音を語ることだと思います。
自治体は国や県の補助金を取りにいくことも大事ですが、地域で話し合いの場をつくることの方が今後重要になるでしょう。
タブーを恐れない勇気こそが、地域や自分自身の未来を切り開く唯一の方法だと思います。
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