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ウサヒ隊員とあまちゃん隊員(山形県朝日町・長崎県壱岐市)
こんにちは。私はこれまでに総務省の「ふるさとづくり大賞」の受賞関係者を中心に100名以上の地域おこし協力隊の人たちを取材しました。
現在の隊員数は6000名を超えているので、それらはほんの一部でしかありませんが、特に印象に残っている2人を私が制作した動画で紹介します。
事例①「地域振興の研究者」
山形県朝日町 佐藤恒平さん
(2016年ふるさとづくり大賞総務大臣賞 受賞)
★ 佐藤恒平さんの活動概要
協力隊時代…ゆるキャラ「桃色ウサヒ」による非主流の地域振興
現在…地域振興会社「まよひが企画」代表。ゆるキャラだけでなく、ふるさと納税PR事業、ゲストハウス運営等も。地域力創造アドバイザー(総務省)
恒平さんを動画取材したのは6年前。「地域振興の天才」という言葉が決して大げさではないオーラを出した好青年でした。第一印象はザ・美大生。(実際に東北芸術工科大学大学院卒業)
将来は地域振興の研究者を目指されているということもあり、「釈迦に説法かもしれませんが・・・」と私の取材方法についてご指摘をいただいたことが印象に残っています(笑)
一昨年、久しぶりにZOOMで取材をさせていただいたときに「いつでも気軽にZOOMで話しましょう」と言っていただいたことがとてもうれしかったです。
現在は町内の中学校の空き教室を借りて、サテライトオフィス「スキマクラス2.5組」を開設するなど、町の教育事業に力を入れています。相変わらず大胆な発想で地域おこしの先端を走っています。
<参考>恒平さんが経営する地域振興会社「まよひが企画」のHP
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事例② 「島のあまちゃんから島の若き実業家に」
長崎県壱岐市 大川香菜さん
(2021年ふるさとづくり大賞総務大臣賞 受賞)
★ 大川香菜さんの活動概要
協力隊時代…海女の後継者(地域では25年ぶり!)
現在…海女&ゲストハウス&食堂の経営者
香菜さんを動画取材したのは2年前。紫のはんてんがよく似合うオシャレな女性!というのが第一印象でした。聞くとアパレルショップで働いていた経験があるとのこと。着こなしにセンスを感じます。
動画の最後の方に「島のためにという気持ちではやっていない。自分の生活圏内の人がみんなとても豊かに暮らしていければいい」という香菜さんのコメントがあります。私は彼女のこの正直な言葉に心を打たれました。
なお、彼女が夫の漁志(りょうじ)さんと二人で経営する「釣り師と海女の営む宿~みなとやゲストハウス」の夕食はすごいですよ。美大卒のプロの釣り師であり、料理人経験はないものの、シェフの漁志さんのセンスは尋常ではありません。特に刺身は生涯ベスト3に入るうまさでした。
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<参考>「釣り師と海女の営む宿~みなとやゲストハウス」のホームページ
まだ紹介したい「地域おこし協力隊」のOB・OGの方がいるのですが、今回はここらへんで!
キラキラした若者になれなかった私はチャレンジする地域おこし協力隊の人たちにありたかった自分の姿を重ねているのかもしれません(苦笑)