最高のサステナファッション(石徹白洋品店)
先月、岐阜県郡上市で取材した平野彰秀さん、馨生里(かおり)さん夫妻。
夫婦で経営されている石徹白(いとしろ)洋品店が、12月4日まで東京藝大近くの谷中で出張展示会を開催されているので、行ってきました!
看板商品は石徹白に伝わる野良着のズボン「たつけ」。馨生里さんが現代的なデザインで復刻させました。
たつけは動きやすいズボンであるにもかかわらず、全て直線裁断・直線縫いで組み立てられています。つまり、端切れが一切出ない超エコファッションです。
はじめて試着させていただきました。想像以上にいい着心地です。シルエットもきれいだし、草木染めもいい。環境や肌にやさしいだけでなく、化学染料では出せない微妙なニュアンスの色合いを表現できます。
藍染に使う藍は馨生里さんがご自宅の庭で大事に育てています。だからすてきな色に仕上がるのかもしれませんね。
展示会の初日には平野夫妻とゲストによる「お話会」が行われ、石徹白洋品店の商品に関心を持つ人が大勢集まっていました。
冒頭、参加者全員が簡単な自己紹介をするのですが、平野夫妻が熱心にメモを取られていたのが印象的でした。お二人がファンをとても大切にされていることがよくわかります。
作り手と買い手の交流。サステナブルな事業とはまさにこういうことなんだと思います。