宮澤賢治「よだかの星」
本日は宮澤賢治「よだかの星」を朗読しております。
醜いために、皆にさげすまれている、よだか…。
彼はまた、毎日かぶとむしやたくさんの羽虫を食べてしまう自身の所行が、泣くほどつらくもありました。
そんなよだかが、願ったこととは…?
ある決心をしてよだかは、弟のかわせみに別れを告げにいきます。
なにも知らず無邪気に兄をひきとめるかわせみは、去っていく兄を見て、なにを思ったでしょうか。
その後も兄の行く末を、案じていたのではないでしょうか…。
せめてかわせみには、知らせてあげたかったなと私は思うのです。
「お兄さんは、あそこに、いるよ」と…。
宮澤賢治の作品は他に、「マリヴロンと少女」「圖書館幻想」「花壇工作」「どんぐりと山猫」「いちょうの実」「月夜のでんしんばしら」も朗読しております。
あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。