小川未明「どじょうと金魚」
本日は、小川未明「どじょうと金魚」を朗読しております。
子どもの頃、神社のお祭りの夜店で、よく金魚すくいをしました。
手に入れた金魚は金魚鉢で飼い、餌をやったりもしていましたが、長くは生きていませんでした。命が果てた金魚が、水面にぷかりと浮かんでいる姿は、いたましくて、見るのが辛かったです。それで私は、ヨーヨー釣りのほうが好きになりました。
この作品を読むたび、「能のない金魚」「生活力のとぼしい金魚」というフレーズが耳にのこります。けっこうザンコクな言葉。でも、金魚は奇麗。
人を観察して、「あの人は、○○」「あの方は、□□」なんて、いろいろな動物にたとえてみるのも、おもしろいし、創作をなさる方には、キャラ設定の役に立つかもしれません。
ちなみに私自身のキャラは、金魚の美しさもどじょうのたくましさも持ち合わせない、そう、ミーハーなメダカ、といったところでしょうか笑
小川未明の作品はほかに、「希望」「野ばら」「金の輪」「一粒の真珠」「熊さんの笛」も朗読しております。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです♪