【17 April 2019】 ここで学ぶこと
ロンドンでは英語のほか、ファッションや写真についても学ぼうと思っている。Central Saint Martinsなど6つの大学から成るUAL(ロンドン芸術大学)はデザインからファッション、パフォーミングアーツなどなど多数のショートコースを提供していて、私は5月からあるクラスを受講予定だった。が、3日前、それが定員不足のため実施されないとの連絡。代替案の中にファッションスタイリングがあったので、それに振替えることにした。
初日の持ち物としてハサミにペン、雑誌を3冊、スタイリングしたい服などなどたくさん並んでいたので、昨日今日で全てを揃えた。初日からいきなりそんなに使うか?と思いつつも、英語がポンコツなのでせめて準備だけは万全にしておこうと。
さんざんロンドンには来ているのに、本屋にはあまりファッション誌(というか雑誌全般)が置いていないことに今さら気づいた。地元の駅周辺にはなく、さらに英語学校のあるAngel(まあまあ大きい駅)にもなく、結局バスに乗りShoreditchまで向かう。漫然と見ている時は気づかなかったけど、何か買おうとすると東京よりだいぶ手間がかかるのだ。文房具は文房具店、PDFの出力はコピー屋さん、とそれぞれ回らなければいけなくて。東京のコンビニの便利さをあらためて知る。とはいえ、専門店や小商いが成り立つからそれはそれでいいと思う。
重たい雑誌やらPCやらを抱えてキャンパスに向かったが、案の定、今日は概要の説明やレクチャーだけだった。クラス開始の20分前までに必ず来いと書いてあったのに(しかも赤字で)、着いてみたら5分前になったら案内するねー、と言われたし。いろいろ必要だとか重要だとか言っておきながら、事前のアナウンスより現場がゆるゆる、というのがロンドンの定石。肩すかしをくらうことが多々だけど、真面目な日本人なもので、結果を予想しつつもきっちり準備してしまう自分がいる。
講師が著名なスタイリストということで、ピリッとしてるかなあと不安があったけど、軽やかで明るい人だった。クラスは6時半からだから、食事をとりつつ参加してもいいし、途中で帰るのも自由。本学生ではないこともあるだろうけど、好きな姿勢で受けなさい、という寛容さが好きだ。生徒もそれぞれいろんなバックグラウンドを持っていて興味深い。ロンドンのほかサンフランシスコ、ドバイ、トルコ、などなど。日本と同じ島国なのに、これだけいろんな国籍、いろんな人種がごちゃまぜに同じ場にいる。ここでは「当たり前」が存在しなくって、誰の感覚も常識も「それもあるよね」と受け止められるのがロンドンの面白く良いところだと思う。
というわけでこれからが楽しみだ。あとは英語(特にアウトプット)をもっと頑張ろう。
今週末はイースターなので、構内にいろいろ装飾がしてあった。
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