動かなかった2021年
今年の初め、修行は「動かない」、「形に残さない」と誓いました。
恒例の「お詣で」もありませんでした。
だから、思い出らしい思い出もなく、ただ時が過ぎゆくのをじっと忍ぶような一年でした。
失うものはありました。その代償として得るものはほとんどありませんでした。強いて言えば「時間」くらいでしょう。
そして、余りある時間を有効に過ごしませんでした。
体調の悪さを言い訳にして、莫大な時間を無駄にしてきました。ひたすら怠惰に。
「徳」とは程遠い場所にいました。徳を求めなくても、「穢れ」はじわじわと溜まっていきました。現世とはそういう場所ですから。
自己を成長させる絶好の機会である「試練」にも出会いませんでした。
試練って、習慣化させていかないと成長できないどころか、どんどん劣化していってしまうんですよね。
完全に、「先」を見失いました。
誰のせいにするつもりもありません。自分の「至らなさ」が招いた必然でしょう。
来年はできそうです。「お詣で」
私はそこで、何を神仏の前で報告するのでしょう?
それをきっかけに、来年、何者に変わるのでしょう?
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