商品開発。値付けの現状とジレンマと。
今週は気づくと、
月曜日除いてずーっとオンライン!
いやあ、びっくり。
朝は寒いからお風呂に入るのが日課となった。
それも何度も出たり入ったり
体が温まるまで、、
それはさておき。
「かけるだけ!飲むだけ!」
『ゆるだし毎日』のクラファン終了から16日。
19日(月)には製造地の香川から発送され
名古屋を経由して全国に発送される。
そして皆さんの手元に届くのは
26日(月)の週の予定。
実はまだ
公式の値段が確定できていない。
通販や卸対応の標準価格ね。
何度も何度も
いろんなどんでん返しがあり、
そもそも今回の商品は
単なる「だし商品」というには
かなり凝っているし、レアなのである。
だからちゃんと書いておこうと思う。
レアなものなんだよ!
ということを。
以下
⬇️
1.ミクロン単位のパウダーである
👉👉
スーパーにいってみてほしい。
通常のだし削り粉は一ミリ以上ある大きさ。
今回の商品は、0.14ミリという単位。
ここで既に加工の工賃がプラス。
普通のだし粉と比べられると
そりゃ高くなる。
ちなみに高級めのスーパーでも
だし市場は平均500円くらいの単価で
値段的には、最下位、虐げられている、
という印象。
2.素材がバラエティに富んでいる
👉👉
ミクロンパウダーがレアだと書いたけど、
素材がブレンドしていない単品、
とか、和のもののみ、というのは
希少だけど存在する。
でも今回のように
和風、コンソメ風、鶏スープ風と三種類あって、4〜6種類の素材をブレンドしたものはないです。
よってコストもかさむ。
類似品は、ないです❗️
3.鶏節というレアなものを使っている
👉👉
鶏がらスープの素、を使っている人は
多いだろう。
でも今回の、鶏スープ風、の『ゆるだし毎日』
は、鶏がらスープの素とは
まったくもって非なるものなのです。
みんなが手に入りやすい
市販の鶏がらスープの素は、
酵母エキス、デキストリン、塩などで
味付けされています。
風味豊かに感じても
鶏そのもの100%を
扱っているわけではないです。
この鶏節は、
かつお節と同じ製法で作られますが
鶏という動物性のものの扱いは厳しく
同じ場所で製造できない、
きちんと場所を区別するべし
という決まりがあります。
コンタミ問題。
よって、はい、
コストが高くなりますね。
さらにパウダー化したら。。
そりゃまた製造費が上がります。
4.原材料費が上がり続けている
👉👉
この開発を始めたのが3月、
激動の一年は物価も上がった。
当然、原材料費も上がり続けている。
さあ、値段を決めるぞ!
という発売目前のいま、
「来年の3月から値上げしまーす!」
というお知らせが入ってくる、
和風の素材も、
そして鶏節ちゃん🐔も。
5.完全無添加、素材100%
👉👉
調味料や添加物より野菜や肉のほうが
高いよね。
乾物だって同じです、
素材100%なので
調味料や添加物のたぐいを入れて
値段を抑えることができません。
というわけで・・
【いいものは高い。乾物でも】
と、ここまで書いて
消費者の方にも知ってほしいのは
いい食材、って高い、ってことだ。
それは生鮮だけでなく
乾物、だし素材といわれるものもそう。
お茶やハープティーもそうでしょう、
いい物は高い。
なのに食材というものは
贅沢品ではなく、
日常的に使うものだから
安くて当然、特にだし関係のものは
そう思われているなと
ちょっと高級めスーパーを見ていても思う。
だし商品は
お茶やハーブティーみたいに
浸して終わり、飲めるものではなくて
そこから料理をするものなので
余計、価値が低く見積もられている。
すなわち👇
すぐ食べられない、飲めないものに
そこまで値段を出せない。
店頭でだし関係で
1,000円代、それ以上のものってないからね。
数百円のものだと思われてる。
(大容量や一部の
ブランド化に成功したものは除く)
食品・だし関連部門の値付けの
「あたりまえ」に当てはめると
「高い!」
といわれるが、
ダイエット・ファスティングや
美容市場では
「全然高くない」
と思われる。
【ではなぜ、
この商品を作りたかったのか?】
ではなぜ、この『ゆるだし毎日』を
作ろうと思ったのか?
ミクロン単位にこだわったのか?
それは
「料理をあんまりしない人にも
気軽に使える」
ものを作りたかったから。
そして
市販の、味付けされただしの素キューブや
顆粒だしとは違うものがほしかったから。
味付けされている顆粒やキューブは、
素材の味をもっとプラスしたくても
プラスした分だけ塩をはじめとする
調味料が入ってくる。
「これ、いらんのよ!」(笑)
わたしの
「料理をあまりしない人にも
使えるものを作りたい」
という思いは、
ニーズのあるコンセプトであったようで
美と健康意識のある方にも
人気が出てきた。
「料理をあまりしないけど
だしは好き!飲みたい!」
という方も多い、
ということがわかった。
そう、この商品は
ダイエットプログラム、
ファスティングプログラムを
扱う方になかなか評判がいいのです。
「食品としては高く、
美容商材としてはそうでもない」
に愕然としジレンマを感じ、
どこに値付けを落ち着かせるか
まだ結論は出ていないのだけど、
だしソムリエ10年からの
活動の幅も広げられる一歩になるかも、
と期待を感じる今日この頃なのです。