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こじ開けられたコンプレックスのフタ

私には長年、心の奥底でくすぶっているコンプレックスがある。

それは、「パートナーに勝るものが何もない」ということ。


特にフリーランスとして独立してからの一年間、その感覚はさらに強くなった。

仕事の自由さが増えた分、時間の使い方も自分次第。

好きなことに打ち込んでいるはずなのに、はっきりとした成果は得られず、自分の価値が曖昧なまま漂っている気がしている。


そんなある日、些細なことでパートナーが爆発した。

「何か優れているものがあるの?」と問われたそ
とき、私は言葉に詰まった。

未だに何も答えられない自分がそこにいた。

自分のことを振り返っても、何かこれといった「これが私の強みだ」と胸を張って言えるものがない。

それが、私が抱えてきたコンプレックスの根源で、この数年フタをしてきたものだった。

パートナーは続けて、「何も考えず好きなことができていいよな」と言った。

確かに、フリーランスとしての自由を手に入れたのは自分の選択だった。そして、パートナーの優しさや理解に支えられて、今の生活ができているのも事実。

でも実際には、何かを成し遂げられていない自分に対する焦りと、パートナーに頼りすぎている自分への後ろめたさが絡み合っていた。

と、ここまで書いて2年前と変わっていないことに気づいてしまった。

応援してくれているパートナーの優しさを当然のものと考えず、共に成長していくためには、私自身が変わらなければいけない。

その中で、どんな小さなことでもいいから、自分が誇れるもの、他人と比較せずに「これが私だ」と言えるものを見つけたい。

そうすれば、少しはこのコンプレックスから解放されるはず.....

今は自分にできることを積み重ねていく。

それが、私にとって最善の道なのだ。

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