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屋久島との二拠点生活に向けて、東京の住居について考えてみた。

こんにちは、万紀雄です。
先日、たからかに屋久島への半移住を宣言したのですが、ずっと悩んでいることがあります。それは、
「東京の住居をどうするか?」
です。

屋久島での暮らし方は、LIFULLが運営しているLivingAnywhereComonsというサービスに屋久島の拠点があるので、こちらを使用して暮らそうと思っていました。

問題は、東京の住居。
僕はフリーで映像制作を行って生計を立てておりますが、実写撮影メインのため
「どこでも仕事ができるよ!」
というスタイルではなく、撮影時には自分の体とカメラを現場に持っていく必要があります。
で、お仕事のほとんどは東京のため、東京にメインとなる拠点が必要となります。

撮影中の私

「東京に拠点を置きつつ、家を開けることが多いので、東京の暮らしをなるべくコンパクトにしたい」
というのが、僕の目標です。
ちょうど10月に今の部屋が更新なのでこのタイミングで二拠点生活を始めた時の東京の拠点づくりをしてしまおう、と考え始めました。

検討した暮らし方

色々と勉強をし始めて知ったのですが、今はいろんな暮らし方のサービスがありますね。
特に面白いなぁと思ったのは、住んだ日数だけ家賃が下がるunitoというサービス。

https://unito.life

1日外泊するたびに数千円ずつ安くなっていくということで、複数拠点を持って生活する人にはぴったりのサービスだと思いました。

そのほかにも、ゲストハウスに泊まれるADDressやサブスクでホテルに泊まれるHafH、Goodroomが運営する、ホテルに定額で泊まれるホテルパスなどなど、いろんなサービスを比較検討しました。

ほかには、シェアハウス暮らし、という選択も。
何度も何度も考えて、自分に合った暮らし方がようやく答えが出ました。。。それは。。。

結局、賃貸に暮らします!

こんだけ散々言っておいてそれかよ!と思うかもしれませんが、結局のところ今の賃貸を更新して、今の部屋に住み続けることにしました。

いや、、、ちょっと待ってください、がっかりしないでください。
これにはちゃんとした理由があるんです。
僕みたいに東京でガッツリ仕事しつつ二拠点で生活したい人には結構参考になると思います。
散々悩んで出した答えなので、よければぜひ読んでいってください。

住民票問題

まずは、住民票について。
ゲストハウスやホテル暮らしの場合、住民票は基本的におけなさそうでした。
(unitoは住民票を置ける物件がありますが、こちらは後述します)

いわゆるホテル暮らしやアドレスホッパー的な方は実家に住民票をおいている方が多いのでしょうか。
確かに選挙は不在者投票ができるし、困ると言ったら免許の更新くらいなので、その時だけ実家に変えればOKかもしれません。

自分の場合は実家が京都なので少々遠いのに加えて、重大な課題が。。。
それは
”機材レンタルサービスを利用したりドローンの申請をする際に、住民票の住所と住んでいる場所が一致する必要がある"
という課題です。

当然、申請時にも実家の住所を出したところで何も言われない可能性もありますが、仕事で必須なものなのでなるべく危ない橋は渡りたくないなと思いました。

なので、住民票が置けないサービスは難しいという結論に。

unitoには住民票が置ける物件がいくつかあるので、選べる選択肢としてはunitoかシェアハウス暮らしか、普通に賃貸暮らしか、というところになってきます。

撮影機材や楽器が多い

さて、次の課題は「荷物が多い問題」です。
僕はいわゆるカメラマンなのですが、映像となるとカメラだけではなく、三脚や照明、ジンバルと言われる装置、マイク、複数のレンズ、スライダーetc…とたくさんの機材があります。

また、僕はドラマーとしても活動していて、ドラム機材もたくさんあります。
今はこれらの機材を家において過ごしています。

unitoは前述の通り、外泊するたびに家賃が下がるサービス。
「外出時にはベットの下などに持ち物を預けておくことができる」
というのも、非常に面白いなぁと思いました。

しかし残念ながら、機材を預けられる広さではなく。
トランクルームを活用することを考えていましたが、仕事道具が複数場所に散らばるのは、結構怖いな、と思いました。
「カメラは充電のため持って帰ってきてるけど、一部機材はトランクルームに」
みたいな状況だと「いざ撮影!」という時に、保管場所を見失ってしまいそうです。

きちっとした性格の人なら厳格なルールを決めて管理できるかもしれませんが、僕なんかは鍵やらなんやらを人の家に忘れてきたりするのに、細かい撮影機材の保管場所を全部把握するなんて僕の性格上難儀するだろうな。。。。と。

結局一番シンプルなのは賃貸だった。

いろんなサービスを比較して考える中で、気づいたのは、
「一番シンプルな暮らしってなんだっけ?」
ということです。

帰る場所がバラバラで、ものの保管場所もバラバラで、果たしてそれは自分の生活がシンプルに片付くのか?という。

「あくまで僕の場合は、」ですが、撮影の日程もバラバラで急遽依頼が入ったりする中で、
「今日は家に帰れる」
「明日は家に帰れない」
「家を開ける日を申請しなきゃ」
「来月どこに住むんだっけ?機材どこに置こうか?」
と考えるのは、とってもシンプルじゃないイメージになっちゃったんですよね。

じゃあいっそのこと、「普通に賃貸暮らしをして拠点を構えよう」と思い至ったのでした。

正直ね、正直なお話、ちょっと見栄を張っていたところもあります。
「せっかくフリーランスになったんだし、根無草的な生活ってカッコ良さそうだからやってみたい」
っていうね。
ちょっとした憧れ、ありません?笑

でも、自分が一番幸せでしっくりくる生活を考えた時、
・難しいことを考えずに帰る場所がある
・自分だけの空間がある
・たくさんの好きなもの(服/楽器/カメラetc…)に囲まれて生活する
これらを満たすことの方が、幸せになれるな、と。

あんまり流行りに流されず、自分にあったスタイルでいた方が気持ち的にも楽だと思います。

少し古いし駅は遠いし間取りもちょっと変だけど、なんだかんだで気に入って住んでる僕の部屋


賃貸の制度はイケてなさすぎる

まぁとはいえ、今回色々と考えてみて、賃貸のいけてないところもすごく感じました。
まず、更新料。僕自身、「更新料を払うくらいならいっそ家を出るか」と考えたのが、今回の住み方探しのきっかけでした。
なんで「今と同じを継続する」のにお金を払わなきゃいけないのか?
長く住んで感謝こそされど、なんでお金を払わないといけないのか。。。
むしろ
「長く住んでくれてサンキューな!1ヶ月賃料負けとくよ!」
くらいしてくれたら、住人めっちゃ集まると思うのにな。。。笑

さらに、契約時の礼金や仲介手数料などの初期費用。
鍵交換代やら清掃費やらなんやらも加わって、初期費用がかかりすぎる!
敷金礼金不要の物件を探しても、初期費用を計算したら平気で20万円とかになるのってもはやなんかの数字のマジックかと思いません?

今回、少しでも二拠点生活の費用を抑えるために安い賃貸への引っ越しも検討しましたが、かかってくる初期費用を考えたら更新料を払って今の部屋に住んだ方がマシだという判断をしました。

そう言った意味では、初期費用が掛からなかったり契約期間のない、新しい住み方のサービスがたくさん生まれているのは、いい傾向だなと思いました。

不動産の世界って本当にブラックボックスで、だから謎な風習が残り続けているのだと思うので、新興勢力の隆盛によって賃貸業界も改善されていったらいいな、と思います。

今後、自分に合ったサービスが出てきたらそちらに移行するかも

今回はたまたま自分に合ったサービスがなかったので賃貸暮らしという判断をしましたが、今後魅力的なサービスが出てきたら、そちらに移行する可能性は十分にあります。

調べている中で個人的にいいな、と思ったのは、「hmlet」というサービス。

シンガポールで生まれたサービスで、日本では三菱地所グループが運営しているみたいです。
普通の賃貸に近いですが、ネット、光熱費等が全て込み込みになっていて、初期費用も敷金のみ。
普通の賃貸同様個人の部屋がありつつ、住民同士の交流もあるということで、
「シェアハウスの距離の近さがちょっと・・・」
と思う僕のような人間にはとても魅力的でした。

ただ、結構賃料が高く、高所得者向けのサービスだなという所感です。
頑張れば住めなくはないですが、固定費が増えるのは本末転倒なので今回はパスしました。
頑張って稼いで売り上げが上がり続けたら、住めたらいいなと思います。

と、いうことで、今回は屋久島との二拠点生活をする上での東京での拠点探しでした。最後までお読みいただいてありがとうございます!
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