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向き合わなければならない防災。手段としてのキャンプ|2022May.

わたしの住む岐阜県は、ありがたいことに近年では大きな地震被害が少ない。
今まで大きな震災を経験していないために、今後30年の間にかならず来ると言われている南海トラフ地震などがとても怖くて、今できる限り備えておこうと思っている。

といいつつ、備蓄とか、防災キットは一通り用意してある。
しかしながら、3日間程度の食料や衛生用品のような「モノ」を揃えてみて、本当に大丈夫なのだろうかと疑問に思いはじめてきた。

備蓄品は、実際に役立つものがあるのか使ってみないとわからないし、そもそも使いこなせるのか?とか、そのときになってみないとわからないことが多い。
だから、疑似体験が必要なのではないかと考えた。

防災としてのキャンプ

一昨年あたりに、どこかで知った「防災の一環としてのキャンプ」に興味を持った。インフラが使えない状態で寝食できるのか実験するには丁度いいと思って、実際に始めてみた。

キャンプ道具一式と、それを使いこなす経験があれば、たとえ家が傾いても、避難所がいっぱいでも、なんとかなるのだ。

車中泊もやっておきたい。
熊本地震の際にエコノミー症候群の事例が多く報道されていたことを思い出した。平時に経験を積んでおくことが大切だ。

防災の観点からみた不足するもの

そんなこんなで、2021年あたりからぼちぼちキャンプをはじめて、今ではすっかり趣味としてキャンプを楽しんでいる。暇さえあればYouTubeでキャンプ動画ばかり観ているほどになった。

キャンプを繰り返し経験して、楽しさは十分にわかったのだけれど、本来の目的である防災に役立つのか?というところについては、趣味としてのキャンプ用品だけでは足りないものがあるということがわかった。

それは、電気だ。

オフグリッドの電力が必要不可欠

非常事態が一泊二日で終わるなんて言うことはない。
だから、モバイルバッテリーだけでは絶対的に電気が足りないのだ。趣味としてのキャンプであればモバイルバッテリーで十分だが、非常事態を考慮するのであれば、電気を自活できるようにしておきたい。

すぐに思いつくのはソーラー発電と、ポータブル電源。これらが必須だ。Amazonでたまたま安くなっていたので、とりあえずこれを購入した。

「とりあえず」と言ったのは、どれくらいの容量のものを購入したらいいのかわからなかったから。

おそらく足りないとは思うけど、一度運用してみて最適な容量のものを追加で購入したいと思う。

実際に使ってみた結果

1ヶ月くらい使ってみた結果、ソーラーパネルは思ったより発電してくれる。100Wのパネルで、しっかり晴れていれば75Whくらい。一緒に購入したポタ電を充電するなら日中放置していれば余裕で満充電になる。

ポタ電はちょっと容量が足りない。
スマホの充電くらいなら余裕だけど、サーキュレータを強運転したら4時間位で切れた。まだ試してないけど、冬に使いたい電気毛布は多分一晩持たないだろうな。

ということで、予算ができたらポタ電は追加購入する予定。
今狙っているのはこれ。かっこよいから。購入したポタ電の倍くらいの容量で防水なのがとてもよい。

コスパで言ったらこっちのほうがよいかも。JackeryとかAnkerもいいな。
迷い中。

ポタ電の容量が増えたら、ソーラーパネルも足りなくなるだろうから追加購入するか、別の発電方法の発電機を購入したい。

ガソリンやカセットガス発電はもったいないというか、それらの燃料は他で使いたいから。
となると、風力発電になるかな。ソーラーは晴れないとだめだし、風力は風がないとだめだから、火力発電かな。

ポータブル火力発電は、キャンプとの相性がいい。
ただ、もう少しいい感じのプロダクトが出てくるのを待ってる。

風力発電だと、まだプロトタイプのこれなんかは、ちょっと気になってる。

まとめ

必要最低限の装備は揃った(と思う)ので、あとは趣味としてキャンプで経験を積みつつ、電力関係についても整えていきたい。複数の発電方式を揃えておくことで、何かあった際に選択できる手段が多いことは強いから。

なにもないことが一番だけど、地震大国の日本に住んでいる以上仕方のないところもある。だから、備えられるものはできる限り備えて、有事の際になんとかなるようにしておきたい。

自分に余裕がないと周りの人を助けることもできない。
今のうちに粛々と準備しておくのだ。

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