中国XI’ANでのVIP待遇。
ちょうど10年前の2011年の今頃は中国の西安に出張だった。
この時は教授の講演の付き添いで行くことになって、1日遅れで同期と共に後輩を連れて始皇帝の兵馬俑で有名な西安に向かった。
あぁ…あの頃はまだ『キングダム』読んでなかったからなぁ。読んでから行ったらテンションあがってたなぁ…笑
と、西安までは北京経由で行くことになり、トランジットに4〜5時間空いてしまうため北京に寄り道した。
私は中国に行くのはこの時が初めてで、聞いてはいたものの実際に見た北京の空は驚愕だった。
光化学スモッグとPM2.5の影響なのか…靄がかかった太陽は不気味なオレンジ色をしていて、昼過ぎなのに既に夕方のようで…
息して大丈夫かよ…と心の底から不安になったのを覚えている。笑
文化や習慣だったりカルチャーショックもたくさんあったけれど…
北京で入ったレストランでは早速も日本人だからなのか嫌がらせにあってしまい、水をひっくり返されタオルもくれず笑われる…というとんでもない目に遭いすぐに日本に帰りたくなるという😂
もうスタートからこんな目に遭ってしまい、
先が思いやられ西安に行きたくなくなる一行。笑
そして、夜21時頃に西安に到着。
到着ロビーに着いた瞬間、目の前にはとんでもない光景が広がっていた…
銃を携えた軍隊が100人以上整列し全員こちらを見ていた。
北京であんな目に遭ったばかりの私達は
「え…ちょっと待ってこれヤバい感じ…?なんかしちゃった?!拘束されたりしないよね?!……もう帰りたひ…。゚(゚´Д`゚)゚。」
って本気で泣きそうに焦って後退りする…
が、前に進むしかなく…
恐る恐る歩き出すと整列している兵士が1人ずつ大声を発しながら全員勢いよく敬礼していく。
よくよく見れば足元はレッドカーペットだった。
そして私達以外の人達はこのレッドカーペットを通れず、やはり珍しい光景なのか迂回させられながらこちらを凝視していた。
「え?!どういうこと?!」💦💦
有名人ってこういう感覚なのかと思うほど 笑
本当にハテナがいっぱいで…
中佐だか大佐だか忘れてしまったが(スマソ)部隊を率いる偉い人に挨拶され、そのまま銃をいつでも撃てるように構えた兵士さんに前後左右を護衛されながら軍の車両に乗ってホテルまで移動するという…要人扱いを受ける。
いや待ってくれ…私はそんな危険な場所に足を踏み入れてるんかい…( ꒪⌓꒪ )
と逆に不安になる程とんでもなく厳重な警備をしていただいた。
とても光栄なんだけど…バイオハザードやコールオブデューティなどゲームの世界でしか見たことのない巨デカイ銃を抱えた兵士が私の隣りに座り、窓の外を警戒しながらいつでも撃てるように構えているため『急ブレーキでこっち向いて誤射されたらどーすんだコレ』と思い、ついつい横目で銃を持つ手をガン見してしまった…。
そして何か一歩間違えば拘束されるであろうと思うとめちゃくちゃ恐ろしく無事に家に帰れんのかなと冷や冷やした🙀
後々聞いたら、どうやら教授が軍医大学に招待されていたため政府の客人としてこの様な待遇だったらしい。最終日前日に軍医大学を見学させてもらったんだけど…めちゃくちゃ設備凄いし綺麗で驚いた。日本は研究するにも科学研究費も給与も厳しかったからなぁ。研究者が中国に流出してしまうのも頷ける…。
それにしてもあまりにもVIP待遇でビックリして写真に撮って家族に送ろうかと思ったんだけど…
全員銃を携えてるから撮って怒られて帰れなくなったらどうしようかと思い怖くて撮れず、文面でしか伝えられなかった🙀💦笑
そして翌日…
兵馬俑を見学。
が、翌々日…なぜかまた兵馬俑を見学。
……連日行くところではナィww
入口付近には臭豆腐屋さんがたくさんあって💧
連日強制的に臭豆腐のニオイを嗅がされ鼻がもげるところだった。
そして、この時チケット売り場に順番に並んでいたら、中国では規則正しく並ぶのではなくグループで肩を組んで突進するのが風習なのか…日本語でいうところの “行くぞー” みたいな声が背後から聞こえてきたと思ったら “うぉーーー” というまさに戦場の様な声と地響きを立てながら、あちこちで一斉に猛ダッシュで突進してくるから怖くて呆気に取られてしまった🥲
…そして夜の街を散策。
いろいろ見たのに『西安鼓楼』しか写真ない。 笑
その後同僚がイスラム教徒地区で子供を使ったスリに遭いiPhoneを盗まれ…
此処で失くすともう二度と出てこない、闇で売られているから諦めろと警察に言われていた。
怖い… (;゚∀゚)マァソウナルヨネ
いろいろあった出張だったけど、
西安といえば刀削麺で、めちゃ辛いけどやっぱり発祥の地というだけあって美味しかった😻
これも写真撮り忘れちゃったなw
最後に食べた小籠包しか写真がないw
でもこれもすごく美味だったなぁ😋
今までブログとかSNSを一切投稿していなかったけど、いろんな国に行ったから日記を残しておけば良かったなぁと最近すごく思う…
少しずつ昔の思い出を書き溜めよ♫
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