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アールグレイスコーン

抹茶フラペチーノ。グランデサイズ。ソイミルク変更。チョコチップ追加。アールグレイスコーン。

スターバックスという名の"陽キャの溜まり場"にスンッ…と佇む私。周りの雑音。楽しそうな会話。そんな中で静かにフラペチーノを啜る私。

そう、私は今『初』1人スタバに来ているのである。そして暇な時間を潰す為に必死にnoteを書いて没頭しようとしているのである。

べ、別に"陽キャ気分"を味わいたくてここにいるのではない。べ、別に違うし。インスタに投稿されているかわいい雰囲気に憧れてた訳じゃないし。

実は、今年に入ってから「スタバドリンク&フードチケット」というものを3セットも貰ってしまったのだ。あと、正月に貰った叔母からのドリンクチケットを合わせれば4セット、とでも言うのだろうか。

もしこの世界がスタバチケットを交換して収入を得る世界線だったならば、きっと私は通りすがる人々から「よっ!!スタバ王!」と言われていたことだろう。

そんな訳で記念すべき1セット目を使う為に1人でここにいるのだ。


700円分のドリンクチケットを余すことなく使用すること程、至難の技を有するものはない。

〜1時間前の私〜

ちょっと待って……?スタバって意外に安くね……?(お前は貴族なのか)
普通トールサイズだよな…。(メニュー見る)
えっ…?539円…?安い…。(高い)
あっ待って待って、カスタムとやらがあるんだよな。(カスタム見る)
ミルクを変更できるのか。ソイミルクがいいな。55円プラスか。んーと、594円。いや足りない足りない()

バスに乗ってから30分。なんと決められないまま降りた私なのであった。

結局、冒頭に書いたメニューに決定したのはスタバに着いてから5分ほどした時(いや、正確には店員さんと決めた)だった。

日曜日の昼ということもあって大変混み合っていた座席は、私の為とでも言わんばかりに奇跡的に空いていた角の2人席を確保することができた。心の中で力強いガッツポーズをしたのは言うまでもない。

最初の関門「注文」を何とか、命からがら切り抜けた私は席につき、1秒も経たないうちにスマホを開く。こういう所に陰キャの要素が出てしまうんだろう。

いや、待てよ。私は気づいた。ここでスマホを使うだけのスタバタイムを過ごしてしまうのはとても野暮なのではないだろうか?せめて、なにか少しでもスタバっぽいことをするのが、スタバという場所を快適にすごす鍵なのではないだろうか?と。

考えて5秒。思いついたのは名案だった。

"そうだ、noteを書こう。"


結論。スタバは1人で行くべきではありません。別に誰の目線も感じないし、想像より過ごしやすいけど、なんだか寂しい。次行く時は友達と行こう。低いテーブル越しでもずっと笑っていられる友達と。

あと、アールグレイスコーン美味しすぎぃ!!!

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