見出し画像

ニセコクラシック2023 150km Age19-34優勝

2023/6/18(日)
◎場所:ニセコ地域
◎天候:晴れのち曇り
◎リザルト:Age19-34優勝

去年はレース後半で石井選手の逃げを許してしまい、最後のヒラフ坂でもRoppongi Expressの2名に捲られ3位。
今年も強豪揃い。シーズンここまでのJPTでも結果残せず焦っていた。どんな内容のレースになるかとても不安な自分がいた。特に今年は木村選手(Roppongi Express)が強敵で、普段の練習でもかなり強かった印象。直近のJBCFでも優勝していいる。
まあとりあえず頑張ろう的な、敢えて気楽な気持ちになってレースに挑んだ。


◉前日

前日は仕事で、20時にニセコ着。ニセコに店舗を構えるRhythm Japanの社員である松橋氏の御宅に宿泊し、自家製ハンバーガーとチキンタコスで腹を満たす。マジで美味いから商品化期待。

松橋バーガー

◉当日

0445に起床。パスタと食パン、MCTオイル入りのトマトスープを摂取。普段の練習日と変わらない食事。あとOS1をスタートまでに750mlほど摂る。
何時もの如くネットサーフィンしてたら準備がギリギリになってしまった...。


◉スタート〜新見峠手前

パレードランが長くて寒かった。リアルスタート切られてから、特段大きなイベント無く経過。序盤の90km/h出る下り区間は自然と前に出ることが出来て一安心。パノラマ下りも先頭で下りリスク回避。日本海側へ向かう平坦区間は向かい風が強く、集団中盤辺りでstay。アタックが散発し、最後に5名程の逃げ集団が形成され集団はそれを見送る。

三段坂でペースが上がり、やや苦しくなるもまだ脚が温まっていないだけであり、いつものことであるので心配ではなかった。

新見峠残り5km地点の名もなき橋の左コーナー手前のブレーキング時、後ろから物凄い勢いで追突された。証言から、どうやら後ろの選手は右方向に誤って曲がろうとしてたらしく自分の後輪に引っ掛かったらしい。落車しかけたが運良く立て直した。ダブルクラッシュされかけた。(なんならされた)
復帰後、後輪の挙動がおかしくなっており縦ブレしていた。RDやローター壊れなくてよかった、マジで。
逃げは4名で経過、決戦の新見峠へ。


◉新見峠〜黄金温泉手前

登り口は先頭で入り、すぐさま石井選手(アーティファクトレーシングチーム)がアタックしたが長続きせず。カウンターで田中選手がアタックし、それに佐々木選手(TeamGOCHI)が反応しそのまま2名が抜け出す展開に。チェックに入ったが速すぎて見送った。昔の練習仲間である長澤選手(オーライ)やJPTで同じチームで活動している加藤選手(Nerebani)らが積極的に集団を牽引していたこともあり、340〜360w位で体感的にはかなりキツかった。落車の影響で自転車があまり進んでいないように感じた。

新見峠右折前までの区間


Strava上のNimi Bottom sectionのセグメントは去年の22秒落ち。去年は『どんどんペース上げようぜ』な雰囲気だったが今年は消極的な感じが漂っていた。逃げ集団から2名ドロップし、この時点で前とは丁度2分差。追走2名とは40秒差くらいか。
先頭逃げは小出選手(ロードレース男子部)と佐藤選手(TRICLE.ing)。彼らは先々週の修善寺ロードで完走している。

YURIFit Cycling TEAMは僕含め3名、小橋氏とてるが残っていた。メイン集団は半ば諦めムードが漂っていており、新見KOM標識後の下り始めでスルスルっと抜け出す。本格的な下りに突入してからガチ攻めする。これに平口(札幌じてんしゃ本舗)とコウリョウ(石狩南高等学校)が加わる激アツ展開。
ニセコであれば本州の選手より下りのアドバンテージは高く、本気で攻めることが出来れば集団との差を生むことは可能であると予想できていた(前半の90km/h出るダウンヒル区間で気づいていた。)。

7分間の限界ダウンヒルが続き、みるみる後ろ集団と差が開いてきた。ブラインドコーナーの連続で平口の攻めがヤバくて区間AveSpeedは67km/h。データ上では10秒弱のタイム差だが、目視では20秒以上開いていた感じがした。

下り区間順

◉黄金温泉〜ゴール

長い下りが終わり、合流することが最優先で、まだ余裕があったので最後の補給はパス。前方(15秒差くらいか)の佐々木選手と田中選手に追いつくべく、黄金温泉(stravaではGotoku slope)の登り口は6倍以上で入り、2分程で合流。登り始めのペースアップにより平口がdrop。暫くしてメイン集団から城所選手(Route365)が合流(気付いたら居て意味不明...。)。 
5名の追走集団となる。

僕と佐藤こうりょう以外は皆国内トップヒルクライマー。体重面では僕ら不利(朝で65kg)だが気合いで食い付く。
何言ったか忘れたが、彼にも千切れるな的な言葉をかけておいた(ワイに言われなくても余裕だったと思う...。)。

紙一重で登坂し、後はアップダウン区間。登り終わりで逃げの2名とは45秒差。ここからの区間は得意分野であるため、5人で回せば追いつくだろうと確信。皆ローテを均等に回し残り10km弱で遂にキャッチ。
脚にはまだ余裕あり攣る気配もなし。向かい風であったため抜け出し図るのはリスク大と判断。最後のゴンドラ坂に備える。

絞られた7名の先頭集団 @photo by cyclowired

残り500m、セコマ過ぎてすぐの場所で小出選手が集団後方からアタック。それに僕とコウリョウが反応しそのまま最後の左コーナーを抜ける。

前方には小出選手   @photo by川勝さん

凄い量の声援もあり、残り300mで小出選手をパス。総合優勝(リザルト上は存在しない)か?って思った矢先にこうりょうに捲られる。着き返そうにも無理な勢いだったが全力で追いかける。残り100mの時点で、捲り返すのは困難だったのでパスされない様に全力で踏む。2番手でゴール。19-34ageでは1番手。

最後のゴンドラ坂 @photo by 工藤さん
ゴールしたみんなと @photo by 島野ショウタ

◉振り返り

今回のニセコは、昨年よりは勝負所の強度が低く(キツさは同じ位)、レース後半も集団の人数が多かった。その中で地脚で勝負を決めるのではなく、自ら展開でレース運びが出来た点は個人的に良かった。(小橋氏に怒られなくて済んだ)


少々の休憩挟んで次戦は7月16日のサロベツ100マイルロード。ツールド北海道の地域選抜チーム選考を兼ねた大会でもあります。今年もツール出れる様調子合わせて臨みたい。

@photo by cyclowired

いいなと思ったら応援しよう!