イギリスの叔父さん　＃触れる言葉

レーズンパンからくりぬいたレーズンをグリズリーの目と言って食べてた

箱入りのキャラメルキャンディと人形と同じルートで葉書が届く

叔父さんの住所ディーズリーの町からきた叔父さんの字じゃない葉書

ロザリオを握って祈ってくださいと書いた寡婦の名前はロザリー

将来のためと届いたビアズレー詩集はまだ包装紙の中でした

イギリスの感染者数を垂れながす日本の深夜の静かなラジオ

どうしてもうなずくことのない母にグリズリーのにんぎょう投げる

どこまでも空はつながるというけれどわたしはこの部屋から出られない

海をひとつこえたところの土の中ただただあかるくあったかくあれ

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「心が快感を覚える」表現、なんていい響きなんだろう…と、企画の記事を読んでうっとりしました。自分が感じる快感ポイントをゆいさんにプレゼンする気持ちで書いてみました。

　私は、理由は分からないのですが「ラ行」と「ザ行」が組み合わさった音や言葉にものすごい快感や魅力を感じます…(*´p｀)