ウサギノネドコと楽しいことと在りたいこと
ずっとずっとずっと行きたかったウサギノネドコ東京店ウニ展に行ってきました!
コロナウィルスの影響がなければ4月に京都でライブの予定があったので、京都本店に寄るのを楽しみにしていたんだ(しかも本店にはカフェがある!)。
許可を得て店内を撮影しました。
カラフルできれい!
気になるグッズ販売がたくさん。みんなが食べてるトゲトゲの黒いやつだけじゃなくて、いろんな種類のウニたち。かわいい。愛しい。
ウニの口(口がある!)部分は「アリストテレスのランタン」と呼ばれています。かっこいい!!
ウニモチーフはもちろん、鉱物や植物などのアートやグッズが、どれも地球や生命の根源みたいなものに触れられる気がして心の底からじわじわとわくわくします!缶バッジをゲットしてきましたが少しずつ集めたいな~。めちゃめちゃ静かに楽しかった!
と余韻に浸っていたら、「楽しいこと」っていうのは自分にとって2種類あると気づきました。
ひとつめは、興味のあることを深く考えたり、真剣に取り組んだり、インプットしてアウトプットすること。とても楽しいけれど、その分とてもエネルギーを使うしそしてとても贅沢なことだと思う。
なぜならエネルギーを使うので心身共にコンディションがある程度よくないとできないし、時間や経済的に多少の余裕がないと難しい。
ふたつめは、発散的で逃避的な楽しさ。消費する楽しさ。それも楽しいし上記に比べてそんなにエネルギーを必要としないけれど、すぐ終わって現実に戻る。日々のストレス解消や、今日楽しかったから明日からまたお仕事がんばろう的な現実へ立ち向かう活力はこっちの方が多いかもしれない。
音楽とか芸術とか創作活動、表現活動って、提供する方も受け取る方も両方が混在してるからたまに何か違う感みたいのにぶつかって、どっちも間違ってるわけじゃないから何とも言えないもやもや感みたいなものを常に抱いていたんだけど、上述したように2つあるって仕訳けたことでとてもすっきりした。もちろんどっちかが100%ってことはないと思うし、両方の要素がいい塩梅で共存できればいいなって思う。
作り手がめっちゃ前者のつもりで提供したものが、受け取り手は後者だと思って受け取って蓋あけたら「あれっ」ってなるし、逆もそうだと思う。
個人的には自分が作りたくて出してるものって前者8割後者2割くらいかなーと思う。もちろんその時々のライブやイベントや曲作りやテーマや依頼内容などで割合は変わってくるけど、基本的には前者多め。だけどそれって表にはっきりと出ないだろうし、もちろんどう思うか受け取り手の自由だし、あくまで自分でこう思ってますっていうだけ。
ただね、あまりに後者を求められるのが多いときつい。かと言って決して後者の在り方を否定しているわけではないし、自分も後者を提供することもある。だから厳密に言うと後者を求められる言動そのものがきついんじゃなくて、一方的に消費されるということがきついのかもしれない。そういうのって直接言葉で言われなくてもなんとなくわかるし、意図的にせよ無意識的にせよ消費しようと求めてくるのも気づく。消費とはお金や物質的なことだけじゃなくて、時間、気持ち、労力なども含めてです。
こうして偉そうに書いていると、「消費に対して対価が欲しいのか」とか、「好きでやっていることなんじゃないか」とか、「応援の形にも色々あるし、せっかく興味を持ってくれた人に失礼じゃないか」とかいろんな声があるかもしれないけどそういうことではなく、何が言いたいかというと、まずは自分の価値観とそれを応援・理解してくれている人もしくはしようとしてくれている人を大事にしたいというシンプルなことです。
あんまりそうゆうのはっきり言ったことなかったけど、いい機会なので書いてみました!
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