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定年後の生活実態が詳しい良書を紹介。「月10万円」稼げば家計は回る
こんにちは、牧野真です。
中高年以上の人にとって、「定年後のリアルな生活像」が気になるのではないでしょうか?
定年後の仕事や、年収、支出など、実際はどうなのか知りたいですよね。
そのような「定年後の実態」を公式資料などで探そうとしても、あまり見つかりません。整備されたものは、ほとんどない。
今回紹介する本『ほんとうの定年後(坂本貴志著)』の中で、定年後の実像について統計的な数字と共に、質的な面も詳しく書かれています。
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本書を読めば、以下のような、膨大な資金は老後に必ずしも必要でないことが分かります。
<マスコミなどで、よく書かれている老後に必要な金額(例)>
「老後資金は、単身世帯で3,000万円以上、夫婦2人で6,000万円以上が目安と言われています」
なぜなら、定年後も、男女問わず(フルタイムで)働き続けることが当たり前の社会になってきており、結婚をしない選択をする人が増えているからです。
さらに、老後の生活実態として本書によれば
✅定年後は収入が目減りしますが
(65歳から69歳の収入は月25万円。内訳は年金がメインで月19.9万円)
✅支出も大きく低下します
(壮年期の月60万円から32.1万円に低下)
つまり、収支の差額は、わずかマイナス7.6万円なのです。
月に10万円程度、何かの労働で稼ぐことができれば家計は十分に回るのです。
このようなリアルな数字が、本書ではたくさん紹介されています。
また、秀逸なのは老後に第2の人生を送っている人達へのインタビュー。
皆さん、「小さな仕事」で、生き生きと働いていることがわかります。
ぜひ、読んでみてください。
定年後の貴重な情報が満載です。
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