![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106903095/rectangle_large_type_2_c26fb9650e8189c0d858df117abb8113.jpeg?width=1200)
ビジネスで重要な指標は投資回収。回収できれば失敗ではない。
牧野真です。
通販の話を少しします。(私は業務で通販にも関わっていました)
通販では、新規顧客の獲得に一般的に「広告媒体」を使います。(広告以外の媒体もあります。イベントや紹介、サンプリングなどです)
広告媒体は2つあって、テレビや新聞等のマス広告と、ネット広告です。
(ネット広告は、検索結果に表示されるリスティング広告や、バナー広告等があります。
かつては、通販の広告媒体はマス広告が中心でしたので、広告効果などの指標は、それほど複雑ではありませんでした。
次第に、ネット広告が伸びていって、クリック率、クリック単価、インプレッション、コンバージョン(成約率)など細かい数字を把握する必要が出てきました。
Googleアナリティクスを使ったことがある人がいるかもしれませんが、嫌になるほど数字がたくさん並んでいます。
ただ、ある広告キャンペーンがうまくいっているかどうかについては、評価すべき重要な指標は限られています。
その一つが、メディアレーション(ML)。
計算式は、とても単純なので、覚えておくと良いです。投下した広告費に対して、いくらの売上になったのか?(ROIと同じ)
ケース1):
ある月に1,000万円の広告費を使って、そこからの売上が2,000万円ならば
メディアレーションは2です。
ケース2):
500万円使って、売上が500万ならばMLは1。
※マス広告を使った通販では、実際には、こういう「良いケース」は、
それほど多くはありません。
ケース3):
1,000万円の広告費を使って、そこからの売上が500万円だったりします。(メディアレーションは0.5です)
問題です。
投下した広告費よりも、売上が少なかった場合は、成功でしょうか?失敗でしょうか?
答えは、投下した資金をすぐに回収できなくても、回収できる目途が立てば良いのです。
ケース3)のように、投下した金額の半分しか戻って来なかったとしても、
その後の「リピート購入」や「クロスセル」などで、収益が増えていけば、やがて投下資金が回収できます。
回収不可能なケースは失敗ですが(※媒体テストとして不適格であったと判断)、時間をかけて回収できる計画が立てば、その広告投資は失敗ではないのです。
■より深いマーケティングノウハウを知りたい方は、まぐまぐや独自メール(実践講座)で紹介しています。
※牧野真のメール登録はこちら
↓↓
いいなと思ったら応援しよう!
![牧野真(まきのまこと)|著者、マーケティングディレクター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77876185/profile_69ec263a7e578e93962383bcb4cb889a.png?width=600&crop=1:1,smart)