今夜は何度も温泉に浸かり、明日朝は地元食材の朝ごはんを食べて帰ります。祐気取り。
もう9年も前になるのか、出版社の社長をしていたときに、方位学というものに出会った。
そうしたものには疎く、なんなら毛嫌いしていた感もあったが、本を出版したいという方位学の先生という方との出会いで少しだけ見かた、感じかたが変わった。
自分が今住んでいる場所から、いつ、どの方位へ動くのが良いか。
それを調べて、それに基づいて動くことで、運気をアップさせる開運術が方位学。
なんだかあやしい占いのようだが、調べてみて、自分なりに学んでみると、どうもそうでもない。
その先生のところには当時、スポーツ選手、芸能関連、経営者などが通ってきていた。
人よりずっと努力して、突き詰めて、何かを成し遂げたり、人より目立ち、責任の重い仕事をしていたり、、、そうした人が、何かに頼りたくなる気持ちは理解していたつもりだ。
そうした人は、そうした人生は、とても孤独なのだ。自分の力で進み、自分の頭だけで考えて物事を決めて生きていくのは、辛いのだ。
儲かる社長の神事のルール。
という本を、その先生の著作として出版した。
神奈川の寒川神社、日光の東照宮、筑波山のつくば神社がすぐにおいて社務所などで販売をしてくれたのには驚いた。
先生がそれらの神社の神主ととても親しくしていたからだ。
(そうした神社の神主さんたちに信用されているというのはなかなかの人物だとは思う)
そうそう、東京の府中の大国魂神社の神主とも親しいときき、その方は大学のゼミの先輩のはずだと先生に伝えたらその場で電話し、あなたは日大なの? 藝術学部なの? って聞いていたっけ。
なにかを確認したり、相談したりをその場ですぐに即断即決して行動する人。
それこそ、儲かる社長のルール、だ。
さて。
当時、僕はあまり諸々のことがうまくなく。
それを見知りしたその方位学の先生が、一度きちんとみてあげるから(仕事の打ち合わせに来るのとは別に)時間をつくりなさい、と。
まぁものは試しと先生のところへ、いつもは打ち合わせに伺う会議室とは別の、神棚のある、方位を見てもらい授かる方が通される部屋へと伺い、見てもらった。
だめだね、ほんとに良くない。
名前や生年月日、出生地や育った場所、自宅の場所や仕事の場所などなどを伝えて、先生からの一言目。
仕事はやめて、別のことをした方が良いね。
(自分の本を出版させといて、なんてこった。と思ったが、逆に信用はできる気もした)
住まいは簡単には引っ越せないだろうから、今からいうことをすぐにしなさい。
そういわれて、正直なところ半信半疑で、どちらかというと遊び半分でためしてみたのが、祐気取り(ゆうきどり)。
「祐気取り」というのは、吉の方位へ行って吉のパワーを得ること。
自分の住まいから、自分にとって吉方である場所へ旅行などをして、祐気(良い気)をたっぷり身体に浴びることで運を開く。
そりゃあ半信半疑だよね。
こちとらは、自分の頭とこころと身体を使って仕事してきてる。
どこかに行ったくらいでなにが変わります?
しかし当時は本当に嫌なことが多すぎて、これはあまりに運気が悪いなという自覚もあり。
僕はたいてい運は良いので、そういうことは少ないのだ。
おもしろ半分、本当に効果があるものかという興味本位で、秩父の温泉に行ったのでした。
先生の言葉に従い、土も持ち帰ってきて、植木鉢に巻いて、玄関の方に置いたりして。
どうなったかって?
変わりました、流れが。
きっかけにはなったんじゃないかな。
その後すぐに仕事を辞めました。出版社の社長、辞めちゃった。
辞めちゃえばいいか、と思えて、さっと決断して行動できたのは、わざわざ秩父まで出向いて、土まで撒いたりしたからかも。
いや、実際、運気を変えた、吉を呼び込んだのかもですね。
やめたら割とすぐに次の仕事は決まり(それはまぁいつも必ずそうなのだけど)。
ほら、光通信の玉村社長とお会いして、同社で仕事をすることとなり、EPARKの取締役、その子会社の社長、、、仕事的には楽しく面白くできたわけで。
さて。
しばらくそんなことはほぼ忘れていたのだけれど、ここ最近、あまり良いことがなく、ふと思い出して。
あのときいった秩父の温泉に行ってみようかなと。行ってきました。
温泉にゆっくり浸かり(吉方位のエネルギーを得るには温泉が良いとされている)、その土地のものを食べて、、、
土をまた持ち帰り、今はまず寝ている横に置いています。
寝るところに土を敷くといいというけれど、それはなかなかね。
実は、秩父は今の僕に吉の方角ではないのです。
それは、知ってて、あえて行ったのだけど。
山の中で、ひっそりしていて、露天風呂から緑が見えて川のせせらぎが聞こえて、ゆっくりできてあそこはよかったよなぁと思って。
そして、あそこで運気が変わったのだから、お礼ついでに(随分と遅いお礼ではある)行ってみようかなと。
そして、今日。
たまたま来ることになった千葉にいます。
泊まりのホテルがたまたま温泉で。
露天風呂は源泉そのまま、黒湯ってやつで、茶褐色のとても良いお湯。
調べてみたら、、、パーフェクトに吉方位。
でた、吉方位じゃないか!
秩父から帰ってきてからだいぶ心が晴れた気がしており(意外と単純です)。
そうか、秩父がここに連れてきてくれたのか!
(意外と単純です)
ビジネスホテルなのだけどね、レストランという名の食堂があり。そこは地元のものを使っていると書いてあり。
今夜は何度も温泉に浸かり、明日朝は地元食材の朝ごはんを食べて帰ります。
祐気取り。
祐気取りについては、調べたらすぐわかります。
吉方位もネットで調べられます。
苦しい時の神頼みじゃないけれど、気持ちの整理がついたり、気分を変えられたりはしますから、ありだと思いますよ。