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結局、僕らは”どう生きたいか”を言語化できていない

「やりたいことがわからない」とか「自分が本当に進みたい道が見つからない」
このモヤモヤって、多くの人が抱えてると思う。

でも、そもそも「やりたいこと」ってどうやって見つけるものなんだろう?

いろんな本を読んでも、「好きなことを仕事にしよう!」とか、「やりたいことを探せ!」って書いてあるけど、それができたら苦労しない。

それに、探せば探すほど、余計に見つからなくなることもある。

この違和感を考えていくと、結局、「やりたいことがわからない」という悩みの本質は、「どう生きたいか?」が言語化できていないこと なんじゃないかと思う。


つまり、「やりたいことが見つからない」という悩みの裏には、「そもそも自分はどんな生き方をしたいのか?」がハッキリしていない、という問題があるんだよね。

たとえば、旅行に行こうと思っても、「なんとなく南の方かな〜」くらいの感覚だったら、具体的な行き先が決まらない。航空券も取れないし、どんな準備をすればいいのかもわからない。

人生も、同じ。

「自分はこう生きたい!」っていう軸がないと、目の前にどれだけ選択肢があっても、どこに向かえばいいのか決められなくなる。


「やりたいことを探す」より「どう生きたいか」を決める


よくあるのが、「やりたいことを見つけよう!」とするアプローチ。

でも、これって順番が逆だったりする。

「やりたいことを見つける」というのは、言い換えれば「具体的な行動を決める」ってこと。
でも、そもそも「どう生きたいか」が決まっていないと、その行動が自分にとって本当に合っているのかもわからない。

たとえば、「自由に働きたい」と思ってるのに、気づけば「収入が安定しそうだから」という理由で会社員の道を選んでしまったり。
逆に、「安心感のある暮らしをしたい」のに、「なんとなくフリーランスに憧れるから」という理由で独立しようとしてしまったり。

こういうズレが生まれるのは、「やりたいこと」よりも「どう生きたいか」を決めるのが先なのに、順番を間違えてしまっているから。

だからこそ、大事なのは 「自分はどんな生き方をしたいのか?」 を、ちゃんと言葉にすること。

「どう生きたいか?」を言語化するための問い


でも、いきなり「どう生きたい?」って聞かれても、答えにくいよね。

だから、もっと答えやすい問いに分解してみよう。

まず考えてほしいのは、「どんな気分で生きていたい?」ということ。

たとえば、毎日ワクワクしていたいのか、それとも落ち着いた穏やかな気持ちでいたいのか。
あるいは、新しいことに挑戦してドキドキする日々を過ごしたいのか。

これを考えるだけで、自分の理想の生き方が少し見えてくる。

たとえば、「自由に生きたい!」と言っていた人が、実際に自由な働き方をしてみたら、「むしろ不安で落ち着かない……」と感じることもある。
そういう場合は、「ある程度の安定があって、その中で自由に動ける働き方」が合っているのかもしれない。

逆に、「毎日ちょっと刺激が欲しい!」と思っている人が、ルーティンばかりの仕事をしていると、だんだん退屈になってしまう。
そういう人は、意識的に環境を変えたり、新しいことにチャレンジするのが合っている可能性が高い。

この「気分」を大事にすると、自分の方向性が少しずつクリアになってくる。

「これいいな!」と思う瞬間は?


次に考えてほしいのが、「どんな瞬間に『これ、いいな』と思う?」ということ。

日常の中で、「こういうの、いいな」とか「こんなふうになれたらな」と思うことって、意外とある。

たとえば、おしゃれなスタバでMacってる人を見て、「かっこいいな」と思うことがあるかもしれない。
あるいは、上司が誰にも縛られずに、やりたい放題(笑)に自由に働いているのを見て、「いいな」と感じることがあるかもしれない。

この「いいな」と思う瞬間って、実はめちゃくちゃ大事なヒント。

人って、自分が本当に求めているものを、無意識に「いいな」と感じるから。

だから、「自分が『いいな』と思うもの」を意識してメモしていくと、「どう生きたいか?」の方向性が少しずつ見えてくる。

どんな人を見ると嫉妬する?感情が動く?

最後に、ちょっと意外かもしれないけど、「どんな人を見ると嫉妬する?」という視点も大事。

嫉妬って、ネガティブな感情に見えるけど、実は 「本当は自分もそうなりたい」 という本音が隠れていることが多い。

たとえば、SNSで自由に働いている人を見て、なんかモヤモヤするなら、本当は「自分も自由に働きたい」と思っているのかもしれない。

あるいは、友達が楽しそうにイベントを企画しているのを見て、「なんか悔しい」と感じるなら、「自分もそういうことをやりたい」という気持ちがあるのかもしれない。

こうやって、「誰に嫉妬するのか?」を考えると、「本当はどう生きたいのか?」が見えてくることがある。

「どう生きたいか?」を言葉にすると、行動が決まる


ここまで話してきたように、「どう生きたいか?」が言語化できると、何をすればいいのかが自然と見えてくる。

たとえば、「自由に生きたい」という軸が見えてくると、フリーランスを目指したり、リモートワークOKな仕事を探したりする方向に自然と進んでいく。

逆に、「人と深く関わりながら生きたい」という軸が見えてくると、コミュニティを作ったり、カウンセリングやコーチングの仕事に興味を持ったりするかもしれない。

つまり、「どう生きたいか?」がハッキリすると、「やるべきこと」が自ずと決まってくるんだよね。

だから、「やりたいことを探す」よりも、まずは「どう生きたいのか?」を考えてみる。

そうすると、これまでモヤモヤしていたことが、少しずつクリアになっていくから。

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長谷部悠斗//お話を聴くひと😽
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